【観劇メモ】KO-KO-KOENJI 第1回演劇研究大会(3/25昼)


KO-KO-KOENJI 第1回演劇研究大会なるものに行ってきました。

3/23~3/25に徳島県の現役高校生と卒業生の6ユニットによる8本の上演。今回は3/25の昼の部を見てきました。
場所は高円寺の座・高円寺2。

この日拝見したのは、小松島高校『けしたらさよなら』と城東高校『あまりにも有り余るサーガ』。

小松島高校は昨夜高速バスで徳島を発って今朝東京についてリハーサルして午後に上演するというハードスケジュールらしい。凄い。



小松島高校『けしたらさよなら』


作:中田夢佳・村端賢志

これは面白かった。1時間の劇でセットは全く変わらず同じ教室内。ただ、時間だけは流れていて、黒板に1年5組、2年5組、3年5組という文字が投影されて、3年間に渡る話だと分かります。

内容はずっと淡々としてて事件もなく続いて、そういうのは心地くて割と好きなのですが、時折感情の高ぶりが表現されます。この劇では自分の才能とか将来の悩み的な事。

作者の中田夢佳さんの『水深ゼロメートルから』も割とそんな感じだった記憶があります(映像で見ました。その時はテーマがジェンダーだったような・・・)が、他にも高校演劇ではちょいちょいあります。

このギャップというか、突然の感情の高ぶりには大体いつもおいて行かれる。えっ?なんでいきなりそんな感情的になるの?的な。。。
本人の内面では色々あるにしても、それを事前に刷り込んでくれないし、そうであるなら、周りの登場人物も少し置いてかれてる演出ならいいけど、周りの人はきちんと同調してて、だから見てる方が置いて行かれるのだろうか。

もう少し淡々感を継続して極めてくれれば没入感が増した気がする。

あと、埼玉だと割と途中にちょっとコント的な瞬間を入れ込んだりするけど、そういうのがほぼほぼなくて、なんか素朴というか、田舎感があって良かった。

そして今回思いっきし気になったのが、方言。
登場人物が阿波弁を話すのですがなんか標準語と混ざって気持ち悪い。
あれはなぜそういう風にしたんだろう?
単語の意味が伝わるような配慮とも思えない。
まさか今の徳島の高校生は普通にあんな感じなのか?
もしそうならちょっと衝撃というか悲しい。

あと、「シナイ」という単語が出て来た。これは徳島市のことなんですが、徳島では小松島市の人も「シナイ(=市内)」と言えば徳島市のことを指します。これを聞いてなんか懐かしかった。



城東高校『あまりにも有り余るサーガ』


作:よしだあきひろ

城東高校って全国大会2連覇だったんですね。凄い。上演後に知りました。もったいない事をしました。
役者が大勢いて、別々の小さな話が次々繰り出されるみたいな感じ。
すみません、ついて行けずに寝てしまいました。
ただ、動きもキレがあるし、声も通るし、実力校感がほとばしっていました。
なんか、「もしイタ」の頃の農大三高を彷彿させる感じ。

しかし、仕方ないけど、この芝居をやるには、この劇場の舞台は狭すぎたのではなかろうか?

それをめっちゃ思った。余白のある広々したところでやったら美しかっただろうなと。

あと、これはお金の問題なんでしょうけど、松高も舞台は簡素だったし、城東は舞台装置なし。徳島から大量の装置を東京に運ぶのは大変でしょうから、もし近場でやってたらもっと違う舞台装置になったんだろうなと思った。


お客の入りは3分の1程度でしょうか。平日とはいえ、わざわざ遠くから全国大会連覇校も来ているのに少ないなと思ったけど、田舎の高校が東京で公演やりますだと、そんなもんなんですかね。

チケットは大人千円なので、興行的にはたぶん赤なんだと思いますが、なんかチケットとは別のところでお金落とせるようにしといてくれたらヨカッタ気はした。

それでトータル的なクオリティという事ですけど、生徒さんたちにとっては東京で自主公演やるのって凄い刺激的でいい経験になるんだろうなと思うのですが、観客として今回の2本は大感動したかと言われると、まあ普通だった。普通で十分で十分なんですが。

西部B地区だとどちらも県大会には行けるかどうか、なんとも言えない感じ。

まあ主旨は別のところにあると思うので問題はありません。観る方も少し別の角度というか、エンターテイメント的に劇を単に楽しむというだけでない視点があった方が良いんだろうなと思いました。今回のプログラム、生徒さんたちは上演以外にもなにか体験的なものがあるのだろうか。





なかのゆ


観劇後はなかのゆでひと風呂浴びて帰りました。小杉湯の様な大正的風格のない、昭和平成的な銭湯だったけど、そのぶん何も狙っていなくて、マーケ臭のしない普段使い感溢れる銭湯で心地よかった。高円寺は人生2回目ですけどいいところですね。













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