第73回埼玉県高等学校演劇中央発表会【2024】の感想メモ | 海部郡山川町のブログ

第73回埼玉県高等学校演劇中央発表会【2024】の感想メモ


2024/11/16(土)
星野高校
「この星はブルー」
華陵舞/作
星野高校演劇部/潤色 (既成)

細田学園高校
「銀河のかたすみで 」
ダニエル藤井/作
細田学園演劇部/潤色(既成)

県立草加東高校
「タクト」
渡部裕美/作(顧問)

県立春日部女子高校
「||WC||」
繚花/作(生徒)

県立鴻巣高校
「日」
奥山諒太郎・山形東高校演劇部/原作
鴻巣高校演劇部/翻案(既成)

県立深谷第一高校
「贋作 妖怪呟談」
深谷第一高校演劇部/作(生徒顧問)

2024/11/17(日)
県立川口北高校
「曲がれ!スプーン 」
上田誠/作
川口北高校演劇部・伊澤玲/潤色 (既成)

県立芸術総合高校
「"El Dorado"」
バロネス・オルツィ/原作
稲葉智己/翻訳・脚色(顧問)

県立上尾南高校
「めぐるめぐる」
井上心一/作(顧問)

県立浦和北高校
「Overture」
浦和北高校演劇部と愉快なこもも達/作(生徒顧問)

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■星野高校
「この星はブルー」
華陵舞/作
星野高校演劇部/潤色 (既成)

宇宙人が転校してくる話。コミカルだけど地球人の先生の苦悩みたいなのが描かれていて、でもたぶん、それが丁寧でなくて、共感できなかったというか、置いて行かれた感。


■細田学園高校
「銀河のかたすみで 」
ダニエル藤井/作
細田学園演劇部/潤色(既成)

小さなFM曲のハートフルドタバタ。面白かった。ちょっと終盤は雑な感じがした。
選ばれなかったけど、自分的には今回の2位。


■県立草加東高校
「タクト」
渡部裕美/作(顧問)

合唱部の指揮者で顧問の先生が倒れてから、様々な問題を乗り越えていく的なやつ。
なんかクオリティがいまいちというか完成度は決して高くなかったのに、ここはヨカッタ。
次々と問題が起こってみんなが部長に判断を求めて部長大変すぎ。


■県立春日部女子高校
「||WC||」
繚花/作(生徒)

優秀賞二席で関東大会へ。(今年は3校が上位大会へ)
あまり生徒のいかない学校のトイレをめぐる陰キャの話。いい感じだったけど午後一でもあり途中ちょっと寝てしまった。


■県立鴻巣高校
「日」
奥山諒太郎・山形東高校演劇部/原作
鴻巣高校演劇部/翻案(既成)

神様のミスで死んだ男子の進路の話。面白かったしヨカッタけど、主人公の苦悩のテンションに置いていかれるというか、悩みを観客と共有する手順に丁寧さがなかった感。

■県立深谷第一高校
「贋作 妖怪呟談」
深谷第一高校演劇部/作(生徒顧問)

妖怪と学者とインチキな拝み屋の話。面白かったのにちょっと寝てしまった。


■県立川口北高校
「曲がれ!スプーン 」
上田誠/作
川口北高校演劇部・伊澤玲/潤色 (既成)

エスパーの集まりに迷い込んだ一般人の話。面白かった。

■県立芸術総合高校
「"El Dorado"」
バロネス・オルツィ/原作
稲葉智己/翻訳・脚色(顧問)

今回の最優秀賞。
フランス革命後のロベスピエールとかの頃の話。地区大会に続いて2回目の観劇。
もちろん凄く凄くて王者の風格なんですが、自分的にはイマイチだった。技術的に凄いのだろうというのは素人目にもわかるけど、面白かったかと言われれば、、、。

・台詞聞き取れない率が芸総にしては珍しく普段より高かった。
・キャストの人数が多すぎて、個体識別が出来なかった。似たような服装だったり役どころが似ている人が多かったというのもあるかも。
・展開がスピーディ過ぎて、それは演じるのは凄く大変だと思うけど、2回目なのにキャッチアップしきれなかった。
・稲葉劇場は新座柳瀬の様な小所帯に向いているのかも。芸総であれば出来るだけ多くの役者を出演させようという事になるだろうし、それがはまりにくいのかも。
・あと、今回は主役と脇役のコントラストが低かった感。

個人的には、新座柳瀬から続く今の路線はちょっと飽きているけど、とはいえ、今回も最優秀で次に進むので、それでいいのかも。両雄の一方である秩父農工科学は毎回違うイメージの芝居に挑んでいて、見るのが楽しみだけどたまに県大会に出てこない。今回も地区大会どまり。上位大会に行くことが最優先という事ではないだろうけど、生徒に経験させるという点では行った方が良いだろうし。



■県立上尾南高校
「めぐるめぐる」
井上心一/作(顧問)

一人芝居。1時間一人で演じて凄い。ちょっと寝てしまった。


■県立浦和北高校
「Overture」
浦和北高校演劇部と愉快なこもも達/作(生徒顧問)

アイドルを目指す女生徒と合唱部の話。
今回、優秀賞一席。
自分的には圧倒的ぶっちぎりでここがヨカッタ。ここ数年観た中で一番良かった。最近中央発表会に来ても感動度合いが低下気味で、もう毎年全部観なくてもいいかなあと思い始めていたのが吹っ飛んでしまった。これが観られるのなら毎年行きます。幸せな気持ちになれたし、元気も貰えたし、観ておられた保護者の方とかすごく誇らしかったのではなかろうか。自分の子供が出てたらたぶん泣いてた。近くの席にいたどこかの顧問の先生は緞帳が上がった時に涙拭いておられた。ラストシーンも美しかった。もう一回観たい。


ということで、今回は浦和北最高だった。





























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