2024.08.26(Mon) 多摩川 御岳・杣の小橋→釜の淵・柳淵橋(11.0km)
快晴(青梅 max 33.4℃) 水位:調布橋:-2.52→-2.56
※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。
多摩川 ナツノオワリ 調布橋-2.52
夏の終わりの楽しみ方
なんというか、6月とか7月は大事に大事に夏を過ごすのですが、ミンミンゼミやツクツクボウシが鳴き出して、オニヤンマがアキアカネと交代する頃になると、もうどんなに猛暑が続いても、ああもう夏も終わりかってなって、そうなると、なんというかちょっと雑に過ごしてしまいます。
子供の頃の夏休みの最終週のような感じというか。
でもそれだともったいない。
一年365日。それぞれがOnlyOneな訳で、7月1日の方が8月26日より価値が高いなどという事はない筈です。
夏の終わりを楽しめる大人になりたい。
そう思いつつも、恐らく今回が今シーズンのソロで行く多摩川の最終回だろうなと考えながら、朝、荷物を準備。
もちろん、まだまだ誘われれば行きますし、多摩川以外ならソロでも行くかも知れませんが、これからは何とはなしに寂寞感が出て来ます。
これが海だと、どことなく退廃的な空気が漂って、盛夏とはまた別の個性が醸し出されるのですが、川にはあの退廃感はありません。
そして、多摩川のダウンリバーで大事なのは、もちろん川下りそのものも重要ですが、綺麗な水、人工物があまり見えない景色、程よい川幅、道路との高低差、陸からはたどり着けない川原、降り注ぐ太陽、眩しいホワイトウォーター。そういったものが綜合されて、川下りと同じくらい、川原でコーヒーを飲んで寛いだり、川原に寝転がったりというのが重要になって来ます。
そうなると、ちょっと高くなってしまった空を見上げるのは、やはり切ない。
そういう感じで、それほど期待せずに出かけたのですが、この日の調布橋水位は-2.52(→2.56)。
前日までの夕立で水位が上がっています。
こうなってくると、普段の多摩川の過ごし方に加えて、長瀞的楽しさがオンされてきます。
しかも天気は申し分なしのAAA。
御岳橋から三つ岩
御岳橋の上から三つ岩を眺めると、割とタプタプ感があって、エディキャッチはちょっと無理っぽい。下手に挑んで沈したら御岳小橋まで流されるでしょう。場合によってはタテチンの先まで連れていかれるかもしれません。
これは、三つ岩なるものはなかったか、或いは考え事をしていて気づかなかったという事にして、右側を直進しようと取りあえずは仮決めします。
杣の小橋についてみると、水位が上がって川原が猫の額の様に狭くなっています。
まあ、慎重に丁寧に下れば問題はないだろうと思うのですが、ほんの少し、アドレナリンが漏れ出て来ます。
ところで、話は変わりますが、10年くらい前に買ったシングルアクションポンプ。
最近は、なかなか空気が入らないと難儀していたのですが、前回か前々回だったか、ホースに小さな穴を発見して、テープで塞いだら、劇的に空気が入るようになりました。
ああ、もっと早く気づけば良かった。
ダウンリバーレポート
スタートは9:45。
水温は17℃、水質は『薄笹濁りの濃いめ』な感じ。
普段は水面に出ている岩も隠れ岩になっています。
水がたっぷりあって、流れも力強い。
あっという間に三つ岩へ。
右側直進と思っていたけど、チラ見して行けるかもと気が変わり、1つ目と2つ目の間を抜ける標準コースで左側へ。
三つ岩を抜けた後は、正面の岩へ引き寄せられるも何とか回避。
その後もちょっと緊張しつつ漕いで、御岳小橋を過ぎたところの右岸に寄せて休憩。
気分がいいので、スマホを取り出し写真を撮って、御岳なうなどとツイートします。
続いて、割と緊張気味でタテチンへ。
いやー超楽しい。
三つ岩から御岳小橋もいいけど、この水位のタテチンから鵜の瀬橋の間もダイナミックで楽し過ぎ。
水が多い時の御岳は長瀞に似ているけど、ボイルもいっぱいあるし、水の流れが長瀞より複雑な上に、水中の岩に対する恐怖も大きいのでちょっと緊張します。
ヒヤリハットはあるものの無事に沢井の瀞場へ到着。
引っ張られるようにぐんぐん下ったけど、途中ツイートしたりしているので、喜久松苑の川原通過は10:28。スタートして43分。
その後も寄り道というか、ちょっと入り江的なところに入ったり、岸に上陸したりしながら下ります。
10:50好文橋。
お昼はここでもいいかと思ったけど、水位上昇で川原が猫の額みたいになっているので先へ進みます。
10:58、神代橋の見える右岸の川原に到着。
ランチ。神代橋の見える右岸の川原
天気は申し分なし。
今日は、ぶんにょりしまくりまくろうと思っていたので、コーヒーを淹れて、寝転がって、おにぎりを食べて、寝転がって、スープを飲んで、寝転がって、コーヒーをお替りして、寝転がって。合間合間に川で体を冷やすのを繰り返して約2時間。
天気は最高に素晴らしくて、肌はじりじり焼けるし、石ころも熱々なのですが、太陽に真夏のパワーはもうありません。
太陽の威力としては、子供の頃の真夏に近い感じ。
でも、やっぱり一番秋を感じるのは、セミやアキアカネもありますけど、空の高い感じと雲の種類、そして湿度というか空気の爽やか感触。
そういえば、アキアカネをこの日はあまり見なかったような気がする。イトトンボの方が目に付いたような。
2時間あまり、目を閉じて全宇宙の平和と宇宙船地球号の未来に思いを馳せていたのでありました。偉すぎ。
ランチタイムの間、サポート艇を連れたラフトが1艘と、SUPが1艘通り過ぎていきました。
午後の部は12:57スタート。
引き続き、水たっぷりで楽しくラクチン。
天気も絶品。
そして万年橋の手前あたりから、水の色が「薄笹濁り濃いめ」から「少し透明感のあるライトグレー」へ変化します。
13:32、釜の淵にゴール。
めっちゃ楽しくて、PERFECTにいい感じの川下りでありました。
増水のせいか、ラフトも少なく、バーべーキューの人もあまりいない静かな川でした。
スマホ用スライドショーの写真
定点観測と危険物
釣師の状況
たぶん7人くらい。
増水気味だからいないのかと思ったら、普段より多かった。
増水してる方が釣れるんでしたっけ??
内訳は、スタート地点に1人、放水口付近に2人、スタートして以降はたぶん4人くらい。
特に問題なし、ストレスもなし。
漕いだその後
Data
■河川 :多摩川
■コース:御岳・杣の小橋 → 釜の淵・柳淵橋 ( 11.0km )
■用艇:NRS バンディット1
■メンバー:ソロ
■天気:晴れ
■釣師:7人くらい。たぶん。
■水位:高い。たぷたぷ。
水分水質データベースによると調布橋水位は、-2.52 → -2.56。
※調布橋水位は、2019年の台風19号以降、以前よりも水位が低めに出ています。
40~50cmくらいプラスしてお考え下さい。
■水質:薄笹濁り濃いめ→透明感のあるグレー
■水温:17℃( 9:31 杣の小橋 )
■気温(青梅):気象庁によると青梅の最高気温:33.4℃。
■スタート地点駐車場:-
■ゴ ー ル地点駐車場:釜の淵公園大柳駐車場(700円)
■タクシー:-
■電車:青梅→御嶽(178円)
■バス:大柳→青梅駅前(178円)
■昼食:おにぎりとコーヒー、スープ
■服装:化繊の短パン、化繊のTシャツ2枚。
7:09 出発
8:03 釜の淵公園大柳駐車場着
8:18 駐車場発
8:23 大柳バス停発
8:37 青梅発
8:57 御嶽着
9:17 スタート地点着
9:45 (0:00 - 0.0Km) スタート(杣の小橋)
-:-- (-:-- - 0.5Km) 御岳橋
-:-- (-:-- - 0.6Km) 御岳小橋
休憩 御岳小橋のすぐ先の右岸( おおよそ、9:51-9:59(8分) )
-:-- (-:-- - 1.4Km) 鵜の瀬橋
10:08 (0:23 - 1.9Km) 楓橋
--:-- (-:-- - 3.1Km) 軍畑大橋
10:28 (0:43 - 3.8km) 喜久松苑
休憩 崩落擁壁の先の左岸( おおよそ、10:31-10:37(6分) )
10:39 (0:54 - 4.5Km) 奥多摩橋
10:43 (0:58 - 4.9km) テニスコート
10:50 (1:05 - 5.7Km) 好文橋
ランチ 神代橋の見える右岸。( 10:58 - 12:57 [1時間59分] )
13:01 (3:16-- - 6.9Km) 神代橋
13:08 (3:23 - 7.9Km) 和田橋
13:25 (3:40 -10.2Km) 万年橋
13:32 (3:47 -11.0Km) 柳淵橋・ゴール
14:12 釜の淵公園大柳駐車場出発
※距離はキョリ測にて測定しました。時間は写真のタイムスタンプなどから適当に調整。
★2020年度より、距離を修正しました。
修正履歴:
2024.09.11 旅程に休憩を追加。(2ヶ所)
2024.09.12 推移を「高め」から「高い。たぷたぷ」に変更。
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