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川下りレポート
最高の天気予報
今シーズン5回目にして今週2回目の川下り。
なんか週に2回漕ぐと贅沢感があります。
今年は出遅れていましたが漸くキャッチアップして来ました。大器晩成です。
月曜に漕いだばかりではあるのですが、木・金は素晴らしい天気予報です。
tenki.jp、ウェーザーマップ、ウェザーニューズの3社が揃って非の打ち所のない予報をぶち込んできました。
その一方で、土日の予報はダメダメ。さらに翌週はカミナリマークが並んでいます。
こうなると行かざるを得ないでしょう。絶好のカヌー日和になるに違いありません。
そして木曜の朝。
予報では5時までが雨。その後曇りを経て9時には晴れるらしい。
しかし6時の時点で小雨がパラパラしています。
家を出た時も、100%完全なる曇り。
にもかかわらず、道中確認した予報は依然として9時には晴れになっています。
各社さん、自信たっぷりではないですか!信じていいのか?
これまで、後出し予報やドタキャン予報に幾度となく泣かされてきた経験がありますから、にわかには信用できない気持ちですが、さすがに3社がそろって9時から晴れるというなら、もう一度チャンスを与えてやろうじゃないか。
9:04に河辺の市民球場に到着。
そこで撮ったのが上の写真です。なんと快晴ではないですか!
到着前の30分足らずで天気が急回復。
おおっ、やればできるじゃないか!
まさに科学の勝利!さすが富嶽!
お天気各社様、数々の非礼をお許しください。
この日の相方は、浅川カヤボのTさん。ご一緒するのは去年の8月以来、10ヶ月振りです。
それにしてもTさんお元気です。齢70を過ぎて今もあちこち大会に出ておられる猛者。
今回も、日曜に丹沢湖のレースで10km漕いだばかりだというのに、木曜に多摩川を漕ぐというタフガイ。
既に、流れのないところを漕ぐ気概も気骨も完全に失ってしまったワタクシとはえらい違いです。
それでも、御嶽-沢井区間は昨シーズンを以て引退したという事で、この日は沢井から河辺を下ります。行程は13.5km。
ワタクシの艇はいつものバンディット。この日は電動ポンプでエア注入。
まさに癖になりそうな楽さ加減。ダッキー乗りの皆さんは持っておられるのでしょうけど、もし持っていないなら絶対買うべきで!これもまた人類の技術の結晶と言えるでしょう。
他人様の沈はどうしてこうも嬉しくなるのか
スタートは10:30、楓橋。
水温17℃。
そして嬉しくなる最高の天気。口元が緩みます。
目に入るすべての物が光輝いて眩しい。
1億5000万キロ彼方の太陽を発した光が、8分19秒の旅をして余すところなくこの一帯に降り注いでいます。
気持ち良すぎ。
今回、Tさんはオールマイティーな17号艇をチョイス。昨年就役した最新鋭艦です。
そして、いきなりミソギでやってくれました。
ミソギの瀬はそれなりなボリュームではありますが、とにかく真っ直ぐで素直な瀬。バックウォッシュにスターンを喰われさえしなければクリアしやすい御岳-河辺間でもっとも挑みやすい瀬ともいえるでしょう。
ですので、そのような事態になるなどとは思わず、華麗にクリアしてくる姿をカメラに収めようと待機しておりました。
ミソギで転覆する17号艇
ああ、どうして他人様の沈はこうも嬉しいのでしょう?!
思わず「ヤッター!」と声が出て、自然と笑みがこぼれ、そして何故だか幸せな気持ちになるのです。
やはり「沈」は川下りの華です。
そして、沈したパドラーはどうして沈してしまった理由を語ろうとするのでしょう?!
はいはい、ちゃんと聞いていますよ。
その後は順調にダウンリバーが続きます。
普通の水面、ホワイトウォーターの波頭、広葉樹の葉の表面、あらゆるものが眩しい。
写真を撮っても微妙に露出オーバーっぽくなるのがこの上なく嬉しい。
新・ランチスポット
この日のランチは和田橋の手前の左岸。初めての場所です。
いつもは好文橋近辺が多いのですが、時間が早かったのでついつい先へ進んでおりました。
下流側の和田橋から丸見えというのはありますが、上流方向の景色は良く、なにより川岸近くでも川底の石ころがキレイなのです。
昼食は、おにぎりやらコーヒーやらクリームパンやら。
ランチの後もそれは素晴らしい時間が流れて、14時、河辺にゴール。
この日の青梅の最高気温は32.8℃。月曜(33.7℃)よりも低いのですが、体感的には日差しが強かったように思います。
全行程きちんとした『晴れ』ではあったのですが、手のひら大の雲が断続的に太陽の前を通り過ぎます。その時だけはほんのり涼しいのですが、何も遮るものがない時のこの日の太陽はそれはそれは力強い光を降らせていたのです。
おそらく、最高気温と太陽光線の強さは必ずしも比例しないのでしょう。
いずれにしても今シーズン最高の一日でありました。
やっぱり多摩川の御岳-釜の淵は最高の川下りの区間です。
調布橋ライブカメラ
久々に写りました!
だからどうこうはないのですが、写ると微妙にうれしい調布橋ライブカメラ。
釣り人の状況
スタートが沢井・楓橋という事もあり、出会った釣り人は感覚的ですが、5人以下。せいぜい3人くらいだったかと。
また、河辺の手前はいつも結構いらっしゃるのですがこの日はいらっしゃいませんでした。
今日の注意箇所
これだけが注意箇所という訳ではありません。注意箇所はたくさんありますが、この日気になったものを載せています。
調布橋水位は、-2.75~-2.74
三本堤の先の右岸の擁壁
三本堤の先の左カーブの右岸の擁壁が崩れているところ。
黄色の〇で囲ったところは擁壁が水面と水平に倒れていて、この時の水位だとちょうど水が被るような感じ。
水平に倒れている擁壁の手前側の端っこには、パイプが出ていたりするので気を付けた方が良いかと。
神代橋下流のコンクリート塊
いつもの場所。
万年橋下流のログ
いつもの場所。
漕いだ、その後
いやもう、この日は最高に素晴らしかった上に、すっかり焼けて腕は真っ赤、足も腕もヒリヒリ。
ゴクゴクとグリーンラベルを体内に投入して、それは至福の時だったのですが、こういう身体の火照った日は、ビール系の飲み物よりもキンミヤの炭酸割りの方が向いていますね。
肴は今年初収穫のゴーヤを茹でてツナ缶で和えたもの。
素晴らしい川下りを締めくくる最高の夕方となりました。
Data
■コース:沢井・楓橋 → 河辺・市民球技場 ( 13.5km )
■用艇:NRS バンディット1
■メンバー:浅川カヤボTさん
■天気:晴れ。
■釣師:5人以下。3人くらい。
■水位:普通よりほんの少し高い
水分水質データベースによると調布橋水位は、-2.75~-2.74。
※調布橋水位は、2019年の台風19号以降、以前よりも水位が低めに出ています。
40~50cmくらいプラスしてお考え下さい。
■水質:ふつう
■水温:17℃ ( 楓橋下流 10:27頃 )
■気温(青梅):気象庁によると最高気温:32.8℃。
■スタート地点駐車場:寒山寺駐車場(無料)
■ゴ ー ル地点駐車場:河辺市民球技場(無料)
■タクシー:-
■電車:-
■バス:-
■昼食:おにぎりとコーヒー、クリームパン
■服装:化繊の短パン 、化繊のTシャツ2枚
8:20 出発
9:04 河辺市民球技場着
9:52 寒山寺駐車場着
10:20 スタート地点着
10:30 ( -:-- - 0.0Km) スタート(楓橋)
10:56 ( 0:26 - 1.2Km) 軍畑大橋
11:02 ( 0:32 - 1.9km) 喜久松苑
11:11 ( 0:41 - 2.6Km) 奥多摩橋
11:14 ( 0:44 - 3.0km) テニスコート
11:23 ( 0:53-- - 3.8Km) 好文橋
11:36 ( 1:06-- - 5.0Km) 神代橋
昼食 和田橋手前の左岸( 57分くらい 11:46 - 12:43 )
12:44 ( 2:14 - 6.0Km) 和田橋
--:-- ( -:-- - 8.3Km) 万年橋
13:13 ( 2:43 - 9.1Km) 柳淵橋
--:-- ( -:-- - 9.6Km) 鮎美橋
13:28 ( 2:58 - 10.6Km) 調布橋
13:37 ( 3:07 - 11.4Km) 下奥多摩橋
14:00 ( 3:30 - 13.5Km) 河辺グラウンド
※距離はキョリ測にて測定しました。時間は写真のタイムスタンプなどから適当に調整。
★2020年度より、距離を修正しました。
(2023.07.11 up)
修正履歴:
2023.07.11 距離が一部13.2kmになっていた。13.5kmが正しい。
2023.07.14 冒頭部分に調布橋水位の注意点を追加(いつのまにか記載しなくなっていたので)
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