二週続けて道志川を漕いできました。 そして、今回は思いっきり流されてまいりました。やはり、カヌーは、沈してなんぼです。 土曜日は、独り富士川を20キロ漕いで、人生について考えようと思っていたんですが、結局起きられずにぶんにょりと過ごしていたら、午後になってラナ父さんから道志川のお誘いを頂きまして。 かくして、2週続けての道志川となりました。 先週の水位が0.55、この日が0.46。 9cm下がっています。 異なる水位で2週続けて漕ぐというのは、水位の違いが川相やダウンリバーにどう影響するかという点でとても興味深い。 集合は8時両国橋。 日曜だからでしょうか、高速も空いていました。 前回は艇首カメラを回しっぱなしで直ぐにバッテリがなくなった反省から、今回はこまめにオンオフ。 カメラの向きも自分撮り方向にして、そろそろ年賀状用画像を意識。 水温は11℃余。相変わらず水は澄み切っています。そして、紅葉も少し進みました。 日が低くなっているから、水面がとにかく眩しい。 場所によっては、隠れ岩も全然見えません。 初漕下だった前回は、随時スカウティングをしつつ下りましたが、今回は何箇所かを除いて、ガンガン突入です。 さて、はじめの漂流は、「沈」と呼べるようなものではありません。そう、あれは沈ではない。 艇がスタックして外れず、体半分降りたところで浮力が戻ってリリース。艇を追うように流されました。 私のフルドライは、つい、大き過ぎるのを買ってしまいまして、首や手首のガスケットが微妙に緩い。 着脱がラクだったり、着ていて窮屈感がないのはいいのですが、そこそこ流されると、多少ですが浸水します。 服が湿って微妙に気持悪い。 沈というものは、一度すると、なんとなく緊張の糸が切れるというと大袈裟ですが、沈しないことへのこだわりが希薄になってしまいます。 微妙に服が湿って気持悪いのも、集中力を欠く原因になります。 さらに、前回は入念なスカウティングをして、コース取りもじっくりイメージしたんですが、今回は、ガンガン突っ込みます。 そういった要素が重なりまして、二回目の漂流は起こりました。 今度は正真正銘の「沈」、轟沈です。 場所は大渡キャンプ場の後半部、難しい落ち込みをクリアしたまでは良かったんですが、そこに神経を集中させたぶん、その後がノープラン。判断も遅れ岩にぶつかって沈。 ここから延々100メートルほど流されます。 しかも途中岩に背中を強打。一週間経った今でも、痛みが残っています。 ラナ父さんによると、キャンパーたちに結構動画撮られてたとの事。 岸に目をやると、こっち向いてガッツポーズしてる人がいます。 こちらもガッツポーズで返します。 しかしまあ、流されながらも、これでいい動画が撮れたと思っていたんですが、バンディットのバウを見ると、なんとカメラが無い。 三脚の途中からなくなっているではありませんか。 カメラの喪失も痛いですが、せっかく撮ったデータと、これからの見せ場の記録が取れないというのが尚痛い。 それにしても、バウカメラ。 昨年の夏に利根川で沈した時に、買って間もないNicon AW100をロストしました。 その時、カメラと艇をコードでつなぐべきだという教訓を得ました。 そして、今回ロストしたFUJIFILM FinePix XP70を購入。 たぶん、その後、2回か3回はコードをつないでいたと思います。 しかし、喉もと過ぎればで、歴史は繰り返されたのでありました。 さて、二度目の漂流は距離も長く、岩にぶつかるなど衝撃もあったので、スーツ内への浸水がさらに進行しました。 急流で沈して流されると消耗します。フルドライを着ていても消耗します。 やがて、前回結果オーライでクリアした長い瀬に到着します。 艇を降りてスカウティングしますが、消耗が激しくて、岩や石ころの上を歩きますが、足元がおぼつかない。 それでも、今回もなんとか結果オーライでクリア。 ゴールは11時過ぎ。 スタート地点に回送して、解散が12時。13時半前には家におりました。 こう早い時間に戻れると、日曜のカヌーというのもありですね。 ラナパパさん、どうもありがとうございました。 ( P.S.どなたたか道志川で赤いFinePix ==data===== ■河川 : 道志川 ■コース: 柳瀬橋 ~ 両国橋 ■メンバー: ラナパパさん ■用艇: NRSバンディットⅠ ■天気: 晴れ ■釣師: たしかゼロ。 ■水位: 先週より9cm下がる。 水位:0.46m(道志川大山橋) 水分水質データベースには記録なし。 リアルタイムは、川の防災情報によると道志川大山橋 水位は、0.46 ■水質: とても澄んでいました。 ■水温: 08:54 柳瀬橋下流の川原が、11℃余り ■気温: 気象庁によると大月の最高気温:22.1℃。 ■スタート地点駐車場:柳瀬橋下流の小さな橋のたもと。 ■ゴ ー ル地点駐車場:道志渓谷キャンプ場(\500) ■タクシー: 利用なし ■電車: 利用なし ■バス: 利用なし ■昼食: なし ■服装: フルドライ。 ■旅程。2014.10.26 6:43 出発 7:57 ゴール地点 両国橋下流 道志渓谷キャンプ場着。 8:26 スタート地点 柳瀬橋下流着。 9:01 ( 0:00 - 0.0Km) スタート 11:11 ( 2:10 - 6.9km) 両国橋。道志渓谷キャンプ場。 11:58頃 スタート地点発。 13:18頃 帰宅。 ※距離はマピオンのキョリ測で測りました。時間はデジカメのタイムスタンプより感覚で多少調整したものです。 従って正確なものではありません。 (2014.11.04 up) 修正履歴: 2015/09/26 なくしたカメラを訂正。XP70⇒XP60 |