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年も新しくなったし、前回のレポートから2年経ったので調布橋水位のその後の状況を確認しておきたいと思います。
2019年の台風19号によって急激に下がった調布橋水位の値がその後どうなっているのか。
感覚的には、多少は戻しているかなというところでしたが、実際の数字はどうなっているのか。
では見ていきたいと思います。
- 調布橋水位、小河内雨量ともに2024年1月に過去分から取得し直しました。
- 「水分水質データベース」調布橋の(任意期間水位検索)
- 「水分水質データベース」小河内の(任意期間雨量検索)
- 水位、雨量ともに、閉局やデータ欠損については、1時間前の値を使用しました(ex.10時11時12時が欠損の場合、それぞれに9時の値を使用)。
【図1】2017 - 2023 調布橋水位の変化
図1は、2017年~2023年の7年間の水位です。
紺色の線が2023年です。
夏場は降水でジグザグしますので安定している1月~5月で見ると一目瞭然です。
2017、2018、2019と、2022以降では40cm~50cmの違いがあります。
その差は、2019年(赤い線)の11月頃に発生しています。
図1はすこしグチャグチャしているので月別の平均に簡素化したのが図2です。
【図2】2002 - 2023 調布橋水位(月平均)
2020年の4月7月が少し高いですが、全体的には2019年10月を境に水位が下がっていることが分かります。
それでは2023年の状況がどうだったかという事ですが、21年の秋~22年の春と比較すると10cm程度高くなっていますが、台風前と比べると依然として40cm程度の差がありますから、まだなんらかの結論を出すのは難しそうです。
そして、1月と12月にフォーカスしたのが下の図3、図4です。
21年から22年にかけてのオフシーズンがボトムで、以後反発に転じているようにも見えなくもありませんが、引き続き様子見というところです。
という事で、あまり面白い結果は出ませんでしたが、漕いだ感覚をデータで裏付けたとも言えます。
以下は、調布橋水位年平均と、小河内の雨量です。参考までに貼っておきます。
■参考資料
(2024.01.17 up)
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