今回は、全校を拝見しました。
以下の14校です。
豊岡 「メレンコリア」生徒顧問創作
入間向陽「モダン・ホラー」鴻上尚史
所沢中央「ノスタルムーン」まつばらゆうこ
秋草学園「family priceless」生徒創作
狭山清陵「トシドンの放課後」上田美和
所沢西 「ファミリードリーム宝くじ」生徒創作
聖望学園「way home ゲーム-嘘つきの道-」生徒創作
所沢 「七人の部長」越智 優、とこえん潤色
狭山経済「猫の手を借りて」聖霊高校演劇部(生徒創作)
所沢北 「神の子供たちはみな遊ぶ」弦巻 啓太
芸術総合「恋するヨウカイ」オノマ リコ
所沢商業「パラレル」加藤のりや
狭山ヶ丘「推理小説」狭山ヶ丘高校演劇部(生徒創作)
飯能 「しろやぎさんとくろやぎさんと」長谷川 芳輝、飯能高校演劇部潤色
それで、これから順番をつける訳ですが、順番をつけるというのはなんとも無礼でおこがましいとも思うのですが、感想を呟く者の礼儀ではないかとも思っております。
それに、全てを観た人間はいったい何人いるだろう。
出場校の人たちは、全ては観えないだろうし、スタッフもたぶん全ては観てないんではなかろうか。
秋の大会と違って審査員は居ないわけですから、もしかして、14校全て観たのは私だけだったりして・・・。
(途中、多少寝ましたけど・・・)
これはもう、順番について言及する唯一の資格を持った人間かも知れません。
それで、ずーっと考えているのが、
狭山経済高校「猫の手を借りて」作:聖霊高校演劇部(生徒創作)
です。
昨日は、現代社会においてあまりにリアルな題材、設定や情景に圧倒されてしまいました。
決して、とても上手いという訳ではないし、洗練されてもいない。
でも、やっぱり感動の多寡で選ぶとしたらここだろうか・・・。
熱意やひたむきさも伝わって来たし( 気がしたし )。
いやいやそんなことで1位にしてもいいのか。
ただ、ちょっと気になっていることがありまして、なんとも、「感動 CM」とかで検索して出てくる動画のようだと思っていたのですが、この芝居のラストはあまりに絶望的だったのではないかと、昨晩寝る頃になって気づきました。
結局、母と娘は、猫はともかく、おばあさんまでをも見送ってしまった。
最後に母と娘が融和したけれども、おばあさんの生が、その礎になってしまった。
これはあまりに悲しいお話です。
いったいこの作者はどういう思いでこの作品を綴ったのだろう。
そして、狭山経済の方々は、どういう思いで、この作品に取り組んだのだろう。
うーん、芸総は本当に素晴らしく、狭山経済は上手いとはいえないけれども、やはり、この作品を選んで、演じたというのは凄い。
今回の作品賞は、迷いに迷った末に、
一席
狭山経済「猫の手を借りて」聖霊高校演劇部(生徒創作)であります。(賞品は無いです)
そして、二席は、
芸術総合高校「恋するヨウカイ」オノマ リコ
ここを2番にしていいのだろうか? ここが一番では?! と自問しつつ、芸総で過去もっともいいと思った素晴らしい舞台だったですが、今回は二席であります。
でも、本当に、これも素晴らしかった。
三席
所沢西「ファミリードリーム宝くじ」生徒創作
ホント、所沢西の芝居で一番よかったー。(2015秋以降)
四席
所沢高校「七人の部長」作:越智 優、とこえん潤色
五席
狭山清陵「トシドンの放課後」上田美和
六席
秋草学園「Family priceless」生徒創作
そして、俳優賞でありますが、いろいろ考えまして、下記の7人の方であります。
今回は、通路より後ろの1列目もしくは2列目でみました。
近眼なので、役者さんの表情とかは分かりません。
1等
秋草学園「Family priceless」弟
やはり、迫力と存在感。
2等
狭山清陵「トシドンの放課後」
平野君
派手さは無いですが、この方は別格です。きちんと必要なことが出来きて、余分なことをしない。
3等
狭山経済「猫の手を借りて」母
あのイライラ感のリアリティは凄い。
4等
狭山経済「猫の手を借りて」おばあちゃん
なにげにおばあちゃんすごい。
5等
狭山清陵「トシドンの放課後」あかね
がんばったー、ヨカッター。
6等 所沢 「七人の部長」生徒会長
7等 所沢 「七人の部長」演劇部長
所高はレベルが高いのであたしなんぞがコメントするのはおこがましいです。
春なんだから、はっちゃけてもよかったような気もしますが、関東出場校のプレッシャーもあったのかー
そして、今回から脚本賞
台本はダウンロードサイトにアップするのでしょうか?
そうされるのがよいかと思います。
一席
秋草学園「Family priceless」生徒創作
人数が必要なところが難しいですが、素晴らしかった。
二席
所沢西 「ファミリードリーム宝くじ」生徒創作
ここもヨカッター。
という事で、今年も楽しませていただきました。
明日は、余談など呟く予定です。
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