この土日は、「川越坂戸地区秋季演劇発表会」でありました。
受付で貰ったプログラムの表紙には「川越坂戸地区秋季演劇発表会」の他、
「2016埼玉県高等学校演劇中央発表会出場校選考会」(長いっ)に加え、
さらに、「第65回埼玉県高等学校演劇コンクール参加」
と書いてあります。
表紙をめくると、「平成28年度第65回川越坂戸地区秋季高校演劇発表会」。
で、土曜はいろいろ家事などもありまして。更に今朝も、目が覚めると身体がどんよりとしているものですから、2本目から、筑波大付属坂戸高校、川越女子高校、川越高校の3つを拝見しました。
●筑波大付属坂戸高校 『裏表アバンチュール』
作:筑坂演劇部(創作)
あらすじを説明するのが難しい。
「妻に捨てられた男が、アイドル目当てにパイ教なる新興宗教に入信して、出世していった先に・・・」
みたいな感じのお話です。
これは中々よかったです。さすが筑坂という感じ。
いやー、よく出来てるし、センスあるし。
去年の「胎内アバンギャルド」と雰囲気が似ています。
こういうのは部のDNAなんでしょうか。
それでも、去年は、圧倒的な存在感の火星人役の子がいて、ぶっとんでる感があったんですが、今年は割と落ち着いてます。
さくら役の子が熱演してたんですが、加えて目を引いたのが、平社員役の子。
帰宅して、去年のプログラムを見てみたら、出ていたんですが、全く思い出せない。
●川越女子高校 『好きにならずにはいられない』
作:安保健+名取北高校演劇部(既成)
潤色:川越女子高校
いじめられっこと女のシーンと、姉と妹のシーンが交互に展開して、実は女が姉で、妹といじめられっこが同級生で、妹は津波に遭ってもうこの世にいない。というお話です。
姉役の子がなかなかの熱演でしたが、さらに気になったのが、たまちゃん(今野)役の子。
やはり気になって去年のプログラム見てみたら、たまちゃん役の子出ていましたが、まったく記憶にありません。
そもそも、去年の川女の舞台の記憶がおぼろげです。
ひもとこうと、去年のブログ見てみたら、川女には触れてもいません。我ながら役立たずなブログ。orz
それでも、去年よりはうんといいと思います。いやいや、すごくいい。
記憶がおぼろげなのに、比較するのは去年の方に失礼なのですね。
今年はとてもかなり良いです。
ただ、ちょっと台本がどうでしょう。
前半もちょっと、ですし、震災との関連も唐突過ぎます。
なんかちょっと臭いというか。
あと、シーンが変るときのセットの移動の仕方が、途中からいまいち。
どうどうと黒子がやるのはいいんですが。
゜
いやでも、その辺は細かい話です。
川女、とてもよかったですね。
●川越高校 『タヌキのシッポ -エピソードⅡ-』
作:阿部哲也(創作)
狼が犬と旅をして、狼の仲間達と出会うものの、種を残すために彼らがやっていたこととは・・・。
みたいなお話です。
いやいや、こちらもよく出来ていました。
主人公のシッポ役の子がなかなかいい味出していました。とてもいい。
セットは動きに立体感を持たせるためなんだと思いますが、ちょっと微妙感ありました。
川高は、なんと言っても去年が凄かったので、較べると、どうしても地味に感じてしまいました。
という事で、どれもよかったんですが、どこも決め手に欠けます。
でも、今回は川女に一票を投じたいと思います。
俳優賞は当然、川女のたまちゃん。
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