2019年秋季 高校演劇埼玉西部B地区大会 を観終わって

芸総が1位(暫定?)になったとTwitterで流れてきました。

日程表見たら、去年Cブロックで一緒だった深谷本庄がダブっているから、今年は別の地区と一緒なんでしょうけど、もう終わっているということか? 凄いよかったから、少なくともブロック2位になるだろうということ?

いずれにしてもおめでとうございます。県大会楽しみにしております。

 

それで3日間で13校を拝見した訳ですが、どこがよかったか、自分だったらどこに県大会に行ってほしいか考えてみました。

 

今回は拮抗しています。

上手いとか、やっぱり一味違うとか、凄いとかそういうところでは、所高や芸総でしょう。

芸総はその上にとても美しくて幻想的で、空間もきちんとしていると思いました。

わたしの順番は以下となります。

2校選ぶとなると、迷いなく1校は芸総。
迷ったのが、もう1校。飯能、聖望、豊岡の3校の順番がとても迷いました。

1位:飯能高校   「rebirth」 作:飯能高校演劇部(生徒創作) 
   いろいろ考えを巡らせましたが、もう1校はここです。
   話もとてもよく出来ていたし、機微が表現されていた演出演技だったと思います。
   

2位:芸術総合高校 「さらば夏の思い出」 
    作:市堂令/劇団青い鳥 芸術総合高校演劇部潤色
        ぜひ、埼玉芸術劇場でもう一度拝見したい。
   一番でないのは、やっぱり、感動の多寡として、過去と較べてしまうのです。

3位:豊岡高校   「セミの声が聞こえる」 作:生徒創作
   とてもよく出来たお話でした。
   細かいところの演技の完成度が気になったのと、ラストがもう一ひねり欲しかった。

4位:聖望学園高校 「Letters」 
           作:木川田 敏晴 聖望学園高校演劇部潤色

   とても面白かったし、役者さんも凄いよかった。
   ただ、テーマ力がちょっと弱いというか。
   「親友の好きな男友達を実は自分も好き」を取り巻く部分が薄かったというか。
   ラブレターを書く以外の部分が欲しかった。
   演技や舞台の雰囲気は凄いよかったと思います。

 

5位:狭山経済高校 「しあはせのことのは」 
   作:宮城県石巻北高等学校 準&演劇部 狭山経済高校演劇部潤色

   ロボットにロボット感が足りなかった。ロボット的な切なさが欲しかった。

6位:所沢北高校  「ビー玉雨と眠たげな夏」 作:清野 和也
   恋に落ちた感がたりなかった。感動的なラストも納得性に欠けてしまう。

7位:「盲聾[Blind and Deaf]」 作:高石 紗和子 とこえん潤色
   演技はよかったのですが、ちょっと難しかった。

 

 

続きまして
■ ■ ■ BestCast

秋草学園高校 「花ノ咲ク丘」:花園すみれ役
  今回、存在感のある主役が少ない中、光っていました。

所沢北高校  「ビー玉雨と眠たげな夏」:櫻子役 
   圧巻でした。

 

聖望学園高校 「Letters」:小林役 
   実は鈴木先輩も佐々木先輩が好きだと言う所が凄くよかった。

豊岡高校   「セミの声が聞こえる」 :芽白小紀役

  ぐだぐだ感が細かいところまで表現されていて感動しました。

 

■ ■ ■ Best Screenplay
豊岡高校   「セミの声が聞こえる」 :
  今回の創作4本の中では、いちばん美しく、清らかな心を感じさせる脚本でした。 

 

という事で、今から県大会が楽しみであります。

 

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