わが家の小さな庭には、すだちの木がありまして。
すだちは、徳島県出身の人間には必需品ですから、毎年、田舎から送ってくれたり、ネットで注文したりしております。
自分の家ですだちが獲れたらさぞ素敵だろうなと、たぶん、もう10年くらいにはなると思うのですが、近所のホームセンターで、すだちの木を買いまして、初めのうちは小さな鉢で育てていたのですが、一向に実がならないので、何年かして、地面に植え替えました。
後で聞いた話ですが、すだちは鉢植えの方がいいとか・・・。
まあ、そのうち実がなるだろうと気長に構えていたのですが、何年経っても一向に実がなるどころか、花も咲きません。
『咲かぬなら、咲くまで待とう、すだち』
スッゴイ棘がたくさんあって、剪定した後とかゴミ出しにも難儀するし、幾らなんでもこのままではまずい。
ググッてみますと、蝶の幼虫がいたら捕殺するようにという記事を見つけました。
わが家のすだちの木は、アゲハ蝶の楽園です。
毎年、おおくの幼虫が、スダチの新しい葉を食べて食べて食べまくって、すくすくと育っています。
しかし、これを捕殺するのはなんとも忍びない。
昨年は、アゲハの蛹が羽化するところも見たし。
という事で、さらにググッてみますと、『環状剥皮』なる奥義があることが分かりました。
これは、幹を一定の幅で薄く樹皮を剥ぐというもので、これをやった翌年、1000個採れたとか、凄い記事を見つける一方で、下手をすると枯らしてしまうこともある、なんとも危険な技の様です。
『咲かぬなら、咲かせて見せよう、すだち』
すだちにもなって欲しいし、枯れるのも嫌だということで、大元の幹ではなく、幹から分かれた3つの大きい枝のうちの一本で試してみることにしました。★実は、このことが大変重要で要素となります。
こんな感じです。
さて、どうなることやら。
<2020.10.15追記>
実を付けました。(その後の様子)↓
環状剥皮で酢橘(すだち)が初めて実をつけた件
◆ちなみに、普段は実家や親戚が送ってくれたりするのですが、買う時は以下のどっちかで買っています。
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