土曜日、御岳にある『河鹿園』に行ってきました。
正確には、『旅館建物室礼書画館 河鹿園』だそうです。
JR御嶽駅から直ぐのところにあります。
2017年3月まで旅館をやっていて、今は建物と古書画を展示する美術館として営業しているようです。
2/7より、旅館で使用していた食器を販売する「我楽多市」が行われています。
普段は入館料1000円だそうですが、我楽多市期間中は300円との事。
とあるブログで紹介されていて、目に留まりました。
器や掛け軸に関心はないのですが、その建物に魅せられてお邪魔しました。
いやいやこれが実に素晴らしい。
御岳渓谷の斜面に建つ幾つかの建物が廊下と階段で結ばれていて、客室からは眼下に多摩川が見おろせます。
なんとも趣があって、昭和感というか大正感溢れる素敵な木造建築の空間です。
なんか、夏目漱石に出てきそうなといいますか。
日差しの差し込む川沿いの客室で、硝子戸越しに多摩川の流れを眺めに居ると、昼寝をしたり、寝転がって本を読んで一日過ごしたいような気になります。
今まで、何度も傍を通って、当然見ているはずなのに、全く気に留めていませんでした。
旅館をやっている時に、一度泊まってみたかったなあ。
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