2017年秋季 高校演劇埼玉西部B地区大会に行ってきました。
この大会は、9/7、9/9、9/10の3日間で13校の発表があります。
拝見しましたのは、土日の内の、以下の7校。
すみません、2日とも、最後まで拝見できず申し訳ありません。
土曜は宅配便の受け取りがありまして。。。( 生ものだったんです! )
日曜は、ちょっと家で用事がありましたものですから。。。それに次の日会社だし。
特に、狭山清陵高校さんには、Twitterでプログラムを教えていただいたのにもかかわらず、拝見しないという、恩を仇で返す結果となってしまい、申し訳ありませぬ。
それはそうと、上演日と上演順はどのように決まるのでしょうか?
9/7の方は気の毒ですね。きっとお客さん少ないでしょう。
今回、所沢西高校の上演が平日で観られなかったのが残念でした。相変わらず生徒創作を貫き、立派です。
■拝見した7本!
9/ 9(土)
所沢北高校 「のぞく・はいる・ほる」 古谷 泰三 作
入間向陽高校「靴下スケート」 中村 勉 作
芸術総合高校「朝がある」 柴 幸男 作、芸術総合高校演劇部潤色
聖望学園高校「七人の部長」 越智 優 作
9/10(日)
所沢高校 「オイディプス(ギリシャ神話より)」岡谷南高校演劇部脚色、所沢高校演劇部潤色
所沢商業高校「タナトピア」 穂村 一彦 作
所沢中央高校「そうーゆうーことも」 小林 洋 作
では、感想始めます。
●所沢北高校 「のぞく・はいる・ほる」 古谷 泰三 作
大地震の後、仲良し5人組みがいつもの場所で再会。でも、以前とはなにか違っていて、、。みたいな話。
役者さんは良かったと思います。
5人ともいいが。特に一年生(たぶん)がいい。
ただ、台本がいまひとつといいますか。なんでこれを選んだんだろう?
それにこの台本は、彼らに合っていないのではとも思います。
女子たちの出番がなんかとても中途半端です。
台本をググったら、登場人物は、ACDE。
え? 4人用の台本を5人でやったということ?
とはいうものの、一年生(たぶん)がかなりいい味出していたので、今後が楽しみであります。
●入間向陽高校「靴下スケート」 中村 勉 作
成績のかなり悪い女子中学生と家庭教師の会話劇。
うーん、何度か時計見てしまいました。
二人ともキャラはいい感じだったと思うし、中学生のとぼけたところが笑える瞬間は何度かあったし、断片的にいいところはあったのですが。
でも、全体としては、退屈感が・・・。
すみません、こうすれば良かった、ここが悪かったと言えるといいのですが、どうも分からない。
半分は台本のせいではなかろうか?
人数少なくて大変でしょうが、これからも頑張って下さい。
向陽は何と言っても累計マイベスト1位ですから、これからも期待しております。
●芸術総合高校「朝がある」 柴 幸男 作、芸術総合高校演劇部潤色
地区大会通過、おめでとうございます!
( 9/13 すみません。参加校投票で1位になったということで、まだ県大会出場かどうかは決まっていないんですね。西部Bは大宮と同じブロックで、大宮地区大会は10月なので、それまでは、わからない。
失礼しました。でも、投票一位おめでとうございます。 )
いやいやいや、良かったです。もちろん途中時計は見ましたけど、良かった。素晴らしかった。
「旧体育館」も「いまここ」も正直、寝てしまったんですが、「朝がある」は寝なかった。
個人的には、「旧体育館」よりいいと思いますし、こっちの方が好きです。
よくああやってじっと停まっていられるなと感心しますし、なによりオペレーションが美しい。
時計は見ましたけど。
写真の投影はどうかなと思いましたが、あとはパーフェクト!
もちろん、音楽の音が大きすぎてセリフ聞こえないとか、結構噛んでましたねとか、修正点は沢山ありますが、そんなことは11月までに修正すればいい。
今回、の7作品の中では一押しでした。
●聖望学園高校「七人の部長」 越智 優 作
いやいや、良かったです。
本当は、芸総観たら帰ろうかと思っていたんですが、プログラム観たら面白そうだなと。
残って正解でした。
台本もいいし、役者さんもいい。
最後まで引き込まれたままでした。
現実世界の高校が舞台で、高校生が主役な芝居は外れが少ないですよね。
会長と剣道部の子が良かった。
●所沢高校 「オイディプス(ギリシャ神話より)」岡谷南高校演劇部脚色、所沢高校演劇部潤色
いやいや、所高、やりますねえ。
良かったです。最後まで引き込まれて拝見しました。
ただ、去年の先輩を越えていないー。
滑舌が気になることがあったし、客席を向いてない時の声が聞こえない時がありました。
王妃が首をつったシーン。後方の客席の人にも王妃は見えたのだろうか?
あと、裁判長は、ローブ一枚まとうべきかと。
そして、気になったのは、役者さんが目立たなかった様な気が・・・。
目立ったのは、ディレクターさんと背の高いめがねのレポータの男子。
あー、なんか一杯書いてすみません。
私の中で所沢高校は期待値がかなり高いのです。
王妃以外は1年生のようなので、また1年半、楽しめそうです。期待してます。
●所沢商業高校「タナトピア」 穂村 一彦 作
うーん、暗転とか、なんと呼ぶのか分かりませんが、中間の幕の出し入れがしょっちゅうあり、集中できませんでした。
そんなに必要なことだったとは思えません。
会話のキャッチボールもいまいち。
でも、ひかり役の子が頭ひとつふたつ抜けていました。
由佳もよかった。
所商、2年前は風前の灯みたいな感じだったのに、盛り返してきました。
先生と橘さん。一年生って感じでしたが、これからです。期待しています。
●所沢中央高校「そうーゆうーことも」 小林 洋 作
仲良し4人組みが高校最後の思い出に、夏のキャンプにやってきます・・・。
うーん、どうしたんだろう所中。
役者さんは、そこそこいい演技してたと思いますが、なんか、舞台が素人っぽくなっている。
顧問の先生が変わったのか?
先輩から引き継がれなかったのか?
テントを張ったり、飯を炊いたり、飯をよそったり。
なにも、いちいちやらなくていいのに。
なんかそのせいで、何度も妙な間が出来てしまったし、物を渡したりするたびに「ありがとう」と言ったりするのも余計な事という気が。。。
テント片付けて避難するのは暗転ではダメなの?
ランタンつけるのに意味あるのか?
ランタンは百歩譲ったとして、シングルバーナー組み立ててその上に鍋を置く必要はあるのか?
全部計算なのか・・?
あるいは台本のせい・・・?
とはいっても、役者さんたちは良かったとおもいます。
4人それぞれに存在感がありました。
ちょっとしたことで劇的に良くなるかと。
という事で、今回は。。。
■作品賞
1位:芸総
2位:聖望
3位:所沢
芸総は文句なし。
2位は迷いました。所沢も良かったし。
優劣だと所沢かも知れませんが、聖望は面白かったので。。。
■俳優賞
ひかり
会長、剣道部
ミナミ、由佳
ディレクターさん、背の高いめがねのレポータ
ABCDEの誰か分かりませんが、男の子っぽい役の子
という事で、春の大会も楽しみにしております。
次回は、「プログラムに思うこと」の予定。
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