『海賊と呼ばれた男』読みました

先日、「海賊と呼ばれた男」を観まして、中々面白かったので、本も買いました。
 
原作のほうも面白かったです。一気に読了しました。
出光興産すごいなあ、出光佐三すごいなあ。
馘首なし、タイムカードなし、定年無し。社員は同業他社に較べて段違いに働く。
(現在は勤務時間管理や定年制が導入されているようですが)
一代で出光興産を築いた佐三さん。社員を愛し、国を愛する、不屈反骨の明治男。
登場人物がみなさん、「この人の下で働けて本当に幸せだったー」みたいな感じです。
たぶん、そうなんでしょうけど、見方を変えればちょっとかなりブラックでもあります。
いやー、私だったらついていけなくて、直ぐに辞めてしまったんではないかと・・・。
映画も原作もよかったですが、ちょっと気になったのは、どれくらい脚色が入っているんだろうかということ。
凄い人だったという事は本当だと思うんですが、それはそれはとても愛国者に描かれていて、実際そうだったんだろうとは思うんですが、「カエルの楽園」読んでから、百田さんかなり盛ってたりするんじゃなかろうかと、ちょっと思ってしまいました。
面白かったし、戦後のことも良く分かったし、いいと思います。

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