日曜日、『 アイ・イン・ザ・スカイ 』 観て来ました。
いやー、まあ、これはですね、レンタルビデオの準新作くらいで十分でしたー。
決して詰まらない訳ではないんですが、まあ、その、軍事ドローンが登場するところに新味はあるんですが、本質的なところでは平凡な内容です。
あらすじ( ちょっとネタバレ )。
アフリカのテロリストの大物を捕まえる米英合同作戦。
アメリカのドローンで監視しつつ、現地のナイロビ軍が突入準備。
指揮はイギリス軍ですが、ドローンはアメリカ本土の空軍基地で遠隔操作しつつ、撮影した画像はハワイで解析。
さらに、全体をロンドンの会議室でモニター見ながら将軍やら大臣やらが統括。
ナイロビ軍は現地にいるんですが、米英は戦場から遠く離れた所にいるというのが現代的です。
しかし、犯人が移動してしまい、捕縛が困難な状況に。
選択肢は殺害になりますが、ここからが想定外です。
犯人がアメリカ人とイギリス人であるため、ロンドンの会議室が決められません。
将軍は決定を求めるのですが、大臣たちは判断できず、上へ上へ判断をエスカレーション。
まずは、「政治家たちのもたもた」がしっかり描かれます。
漸く結論が出て、ドローンから攻撃しようとしたら、ターゲットの近くにパン売りの少女が登場。
一方、犯人たちは自爆テロの準備をしていることがわかってますます緊迫。
少女の命を守るために自爆テロのリスクを看過するのか?
一人の命と、数十人が死ぬかもしれないリスクのどちらをとるのか。
ということで、割りとありきたりな「究極の選択」が二つ目のテーマです。
そして、実際にミサイルの引き金をひく役割を担う、空軍基地の遠隔操作のパイロットの苦悩と葛藤。
監視だけだと思っていたらとんでもないストレッシーな状況に。
そして、最後は・・・少女の運命は・・・。
みたいな感じです。
「世界一安全な戦場」という副題がついて、公式サイトには、「現代の戦争」「衝撃の実態」などの文字が躍っていています。
戦場から遠く離れた場所で行われるハイテク戦争に光を当てたのですが、政治家のモタモタ、究極の選択、引き金を引く葛藤。
とまあ、かなりベーシックなテーマ3本立てでございました。
それにしても、イオンシネマ武蔵村山、スクリーンが超ちっちゃい。
横に座席が8列って、場末の名画座より小さい・・・。
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