異変 高校生が消えた

ふと、高校生が半分以下になっている事に気づきました。
十中八九、私立校の受験休みでしょう。
こうなるとなすすべがありません。勘のほか頼るものがありません。
そうして、私の勘は当たらないのであります。
さて、諦めてなにげに車内を見渡すとひとつ席が空いています。所沢で空いた席です。正面と左斜め前に立っていた人も降りてしまい、右斜め前の人は座ることに執着がないのか無視しています。
通路を挟んで背を向けて立っている人たちは誰一人気づきません。
その時かなり遠くのオジサンがこの事態に気づいて移動を開始しました。高速移動です。高速移動はいけません。誰の目にも席への執着が明らかで美しさがありません。さらに、所沢から乗った方がすっーとその席に座ってしまいました。オジサンは高速移動を使った上に成果が得られないという最悪の事態になりました。
改めて高速移動の危険性と、人生最後まで諦めなければごく稀にチャンスが来るということを認識したのでありました。

コメント

  1. きーちゃん より:

    けっこう笑えました。

    電車内のドラマ、シノギの削り合い、ありますねぇ(笑)。

    私は気が小さいので、高速移動は怖くてできません。
    乗るべき電車にも駆け込めず、遅刻を選んでいました。

  2. やまかわ より:

    おはようございます。

    私も高速移動は成功しても失敗してもバツが悪いのでほとんど使いません。
    それに、なんと言っても恰好悪いし。

    駆け込めずに遅刻というのは限りなくオシャレで粋です。