カヌー沼への誘い

こんな書き方をすると9月に失礼なのですが、9月になると猛暑日でも川下りに行く気があまりしないというのは、9月は夏のふりをしているけれど、もう決して夏ではないという事だと思うのです。

なまじっか暑いものですから、未練がましく夏を追いかけてしまうのですが、どんなに暑くても、空は高いし雲の形も飛んでるトンボも違います。

9月は9月なのに、ありのままの9月を楽しもうとせず、既に行ってしまった夏と比較して、9月には申し訳ない事をしました。

一方、10月になるとこれはもう多少暑くたって正真正銘の秋です。もはやいなくなった夏の姿を探したりはしません。

気温や水温は低くなったとしても、秋の清々しさがあって、秋の川下りを楽しむという気になります。

さて、いよいよ今シーズン17回目の川下りです。

年17回越えは2015年以来。

今回は、四万十つながりのOさんが親戚のKさんをカヌー沼に引きずり込むという企画です。

3人以上で漕ぐのは凄く久しぶり。


コースは喜久松苑から河辺の11.6km。


Oさんの2人艇チヌークの前席にKさんが乗ります。

喜久松苑の川原に艇を並べて、まずはOさんが基本的なレクチャーを実施。

沈した時の漂流姿勢のことなどを講義しているので、すかさずここは実習すべきではないかと提案します。

やはり坐学だけではいけません。

それにはまず、講師によるフリップ・アンド・漂流デモンストレーションが必須だと説いたのですが、私の案は採用されませんでした。

水温は15.9℃。川に入ると足首が少しだけ冷たい。

天気は、曇り時々晴れ。

上は、化繊のTシャツ2枚の上に、パドジャケを被ります。

日が差しているとパドジャケだと暑いくらいですが、陽が翳ると結構涼しい。

下は1.5mmのネオプレーンの長ズボン+化繊の短パン。

喜久松苑の川原 / 実技指導

三本堤

三本堤

奥多摩橋

好文橋の下流 / ギリセーフ

ブリヂストン奥多摩園

神代橋下流

ダウンリバーレポート

スタートは11:22。

さっそく三本堤で水しぶきを浴びてKさん楽しそう。

更に好文橋の先では沈を期待して全力で撮影態勢を取ったのですが、あわやというところでセーフ。

40分ほど漕いで、ちょっと早いのですがお昼は和田橋の手前の左岸。

お湯を沸かして、温かい飲み物をサーブしたらOさんがドーナツくれました。

この日も海老鯛作戦成功。

ランチの写真はありません。一人だとストーブやシェラカップやらの写真を撮ったりするのですが、あれは暇だからですね。

ゆったり1時間半ほど寛いで、13:24後半スタート。

この日の水位は調布橋-2.82～-2.80。

コースを選ばないと時折り底を擦る感じ。

まあそれはいいのですが、やはりこの水位だと釜の淵から先が仄かに修行感。

しかし、タンデム艇に目をやる度に、かなりの確率で後席のOさんのパドルが動いていない。

前席のKさんが初めてで漕ぐのが楽しいのをいい事にラクしています。

という感じで、14:37河辺にゴール。

3時間15分、正味は1:51の川旅となりました。

和田橋手前　ここでランチ

和田橋直下

和田橋下流

和田橋下流

和田橋下流

二股の瀬

二股の瀬

二股の瀬

鮎美橋の下流

河辺の手前

河辺の手前

『これくらいの水位だとこんな感じ』というのと、川原が混んでいたかどうかの記録です。

三本堤(1本目)

テニスコート

神代橋下流障害物

神代橋下流障害物

神代橋下流

万年橋下流の岩

釣り人はたぶん7人くらいだったと思います。

万年橋の手前に1人、鮎美橋の辺りに5人くらい。河辺の手前に１人。

みたいな感じでした。

喜久松苑から下ったにしては多かったですが特に問題なし。

この日は、結構水が澄んでいました。やっぱり秋は水が綺麗です。

時折り泡は見かけましたが、夏とは透明感が違います。

調布橋ライブカメラ

帰宅して、調布橋ライブカメラを確認したらバッチリ写っていました。今年は良く映る。ラッキー。

沈が見られなかったのはやや残念ではありますが、Kさんも楽しんで頂いたようで何よりでありました。

カヌー沼への誘いはひとまず成功でしょうか。