2023 4th
梅雨の合間の多摩川を漕ぐ

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2023.07.03( Mon ) 多摩川 御岳・発電所 → 釜の淵公園・柳淵橋 ( 11km )
晴れ(青梅 max 33.7℃) 水位:調布橋 -2.78~-2.76

※調布橋水位は、2019年の台風19号の影響で、以前より40~50cm低い値を示します。


index

  1. 川下りレポート
  2. 今日の注意個所
  3. 漕いだ、その後、
  4. データ

川下りレポート

雷注意報


7/2の日曜は天気が中々良かったのですがちょっと用事がありまして、それ以降は割りとずっとイマイチな予報が並び、当分川下りは無理かなと思っていましたが、なんか7/3の月曜は微妙に晴れ的な予報が出て来ました。

これならいけるかも・・・

いつものように当日の朝の空模様と天気予報を見て決めることにします。

そして翌朝、tenki.jpは晴れ、ウェザーニューズも晴れ、『今シーズンは中の人が変わったのか?!』と思わせるくらい強気予報が続いていたウェザーマップは昼から稲妻付き曇りマーク。そして夕方には稲妻つきの傘マーク。

tenki.jp

tenki.jp

ウェザーニューズ

ウェザーニューズ

ウェザーマップ

ウェザーマップ


曇りなのはともかく、ウェザーマップの稲妻マークは気になります。

他の2社には稲妻マークこそありませんが、そもそも雷注意報が出ているのです。

雷、苦手です。

もちろん、安全な屋内にいる場合はぜんぜん苦手ではなくて、バキバキと空が裂ける様な落雷の音がすると、大自然を感じて萌えるというか、むしろ花火見物の如く盛り上がるのですが、やはり屋外で遭遇するのはご遠慮申し上げたい。

雷の他にも、マムシ、スズメバチ当たりもかなり苦手です。もちろん熊も苦手ですが。


「でも、雷雲が近づく気配があれば、早めに避難してやり過ごせばいいだろう。」


その様に考えてはみたものの、さて、御岳→釜の淵の間に避難出来るところはどれくらいあっただろうかと、コースを思い浮かべてみますがなかなか思い浮かびません。


でもまあ、とにかく早めに予防的な行動をとれば何とかなるだろうと考えました。


そういう事もありましたから、なるべく早く行って、午後のなるべく早いうちに上がろうと計画を立てます。計画あるところにこそ勝利あり。リスクマネジメント完璧です。

おじいさん


9時前には釜の淵に到着。

バスもいい感じにやって来てここまでは完璧だったのですが、その後が不味かった。

青梅駅につくと目が点になります。

9:25頃に改札を通ったのですが9:23の電車が行ったばかりで、次の電車はなんと10:14。

まさかの50分待ち。

いやいやそれはないでしょう。ここは東京都ですよ。

早めの行動計画はいきなりとん挫します。

というか電車の時間は調べればわかる事なのでそもそも、計画が杜撰なのでした。

こういう時のプランBがある訳でもなく、仕方なくホームのベンチに腰を掛けてスマホをいじっておりましたら、おじいさんがやって来て同じベンチに座ります。

既に下り電車は入線していたので、「中の方が涼しいですよ」とお勧めしたのですが、「青梅は立川よりだいぶ涼しいよ」との事。

そこからおじいさんとの長い話が始まりました。

御年88歳でこれから御岳山に上るとの事。

凄いっ。

電車を待つ50分と御岳までの20分足らず。いろんな山登りや熊遭遇事件など、60余年に及ぶ登山遍歴のお話をお伺いしたのでした。だいたい95%はおじいさんが話していました。

10時半過ぎ御嶽駅着。

電車の中ではケーブルカーの駅まではバスで行くよと言っておられたのですが、着いてみると気が変わったらしく、歩くことにしたと。凄い。

後になってgooglemapで観てみたら、なんと2.9km(徒歩45分)もある。凄いです。


御岳橋の上でおじいさんとはお別れ。


自分は何歳まで御岳を漕ぐことが出来るだろうか???


ダウンリバーレポート


今日の三つ岩はこんな感じ。

三つ岩

三つ岩


撮影1時間後の調布橋水位は-2.78~-2.76。普段よりほんの少し高めですが1番目と2番目の岩の間を右から左へ抜ける通常コースで問題ないでしょう。

ところが、よく見ると三つ岩の先の大岩の上に釣師さんが仁王立ちしているではありませんか。

これはムズイ。この難所でうまく避けられるか。。。まあ、通過はまだ先なので、今から心配しても仕方ありません。

三つ岩の先に釣り人

三つ岩の先に釣り人

三つ岩、右コースの先

三つ岩、右コースの先


ちなみに上の右側の写真が、三つ岩の右側を進んだ先。こちらも行けなくはなさそうですが、隠れ岩で沈などしようものなら、割と長めに流されますから目立ってしまいます。


偵察を終えて、橋の袂まで引き返すと、いつものように左岸の遊歩道を歩いて、放水口の対岸に到着。

艇を作っているとパックラフトが前を通ったのでご挨拶します。

バンディットはダッキーの中ではかなり軽い方だし、ポンプもシングルアクションを使っているので、Wアクションより2万倍くらいはラクな筈なのですが、さらに軽くてラクな物があると欲しくなります。欲しい。


スタートは11:16。

着いた頃は雲多めな感じだったのですがどんどん雲が消えて行って、最高レベルの青空になって来ました。

水面が輝き、ホワイトウォーターが眩しいのが最高に嬉しい。

水温も17℃と、いう事なし。

三つ岩の先の大岩にいた釣り師さんも移動されていてセーフでした。

御岳小橋から上流方向

御岳小橋から上流方向

御岳小橋の下流

御岳小橋の下流

前方に楓橋

前方に楓橋

ミソギ

ミソギ

ミソギ

ミソギ

ミソギの先

ミソギの先

軍畑大橋の少し上流

軍畑大橋の少し上流

喜久松苑の少し上流

喜久松苑の少し上流

前方に喜久松苑の川原

前方に喜久松苑の川原

喜久松苑の川原

喜久松苑の川原

喜久松苑の川原

喜久松苑の川原

三本堤の一本目

三本堤の一本目


しかし、空が青くて、水面がきらきら輝いて、ホワイトウォーターが眩しいだけでどうしてこんなに気持ちがいいのでしょうか。

ブリヂストン奥多摩園の対岸

ブリヂストン奥多摩園の対岸(前方は好文橋)


ランチはいつものブリヂストン奥多摩園の対岸。

コーヒーを淹れておにぎりを食べます。

ランチタイム

ランチタイム


この場所、ロケーションもまあまあで、なにより直ぐそばに山が迫っていて常時日影が確保できるのでたいへん重宝するのですが、このところちょっと川底が綺麗でないのです。

そのため、身体を冷やしに川に浸かるにしても、少し場所を選ばないといけません。

ちなみに常時日影というのは、艇の空気を少し抜いたりしなくても、そのままでいいという事であって、人間が過ごすのに心地よい日影がある訳ではありません。

苔みたいな揉みたいなもの

苔みたいな揉みたいなもの

苔みたいな揉みたいなもの


太陽


それで、この頃になると、空はピーカン。猛暑日級の炎天下状態で、あつあつの石ころの上に寝転がったり、川に浸かって身体を冷やしたりしていたのですが、微妙にカミナリが気になります。

この時点では、積乱雲などもなく、もちろん遠雷などもないのですが、飛行機の音を聴くと一応耳を澄ませたりして、何とはなく落ち着かない。

ブリヂストン奥多摩園のあたり

ブリヂストン奥多摩園のあたり

前方に神代橋

前方に神代橋


ということで、ちょっと名残惜しくはあったのですが、12:56再スタート。

時折振り返って奥多摩方面の雲の様子を確認しつつ13:36柳淵橋にゴール。

休憩を除くと正味92分。後半は40分でした。

最後まで空はいい感じで、最高のダウンリバーとなりました。

結局、雷がやって来たのはその日の真夜中。凄い光と音で目を覚ましたのでした。

神代橋の下流

神代橋の下流

神代橋の下流

和田橋 上流から

和田橋 上流から

和田橋 下流から

和田橋 下流から

デカい鯉の群れ

デカい鯉の群れ

万年橋の上流

万年橋の上流

万年橋 下流から

万年橋 下流から

釣り人の状況


今年の多摩川の鮎の解禁は6/17。この日が17日目。

釣り人は十数人といったところでした。

やはり少し多めでした。

覚えている範囲ですが、放水口周辺~御岳小橋までの間に6人~8人くらい(?)。あとは楓橋の下流の瀬のところ。

後半は見かけませんでした。



今日の注意箇所

調布橋水位は、-2.78~-2.76

神代橋下流のコンクリート塊


神代橋下流のコンクリート塊

神代橋下流のコンクリート塊

神代橋下流のコンクリート塊

神代橋下流のコンクリート塊

神代橋下流のコンクリート塊


万年橋下流のログ


万年橋下流のログ

万年橋下流のログ



漕いだ、その後



家に帰るまでが遠足とよく言いますが、川下りの場合も無事に帰宅するまでが川下りなのですが、さらにその後、縁台で一杯やるというのまで含まれます。

本日のアミューズグール


本日のアミューズグールは庭のプランターで穫れた(穫れまくっている)ししとうのソテー。

アペリティフは、クラシックラガー。。


もともと月曜は休肝日なのですが、漕いでしまった以上は仕方ありません。

それに、元旦、結婚式、法事以外で17時より前には飲まないというのが我が家の家訓(自分で作った)なのですが、この日ばかりは例外を認めざるを得ませんでした。

37兆個の細胞ひとつひとつが熱をもち、身体の内部からの緊急冷却が必要だったのです。

いつしか、クラシックラガーの細かな泡が、分子レベルでミトコンドリアに作用して、こもった熱を心地よく下げて行ったのでありました。


Data

河川 :多摩川
コース:御岳・放水口 → 釜の淵公園・柳淵橋 ( 11km )
用艇:NRS バンディット1
メンバー:ソロ
天気:晴れ。
釣師:少し多め。十数人くらい??
水位:普通よりほんの少し高い
 水分水質データベースによると調布橋水位は、-2.78~-2.76。
 ※調布橋水位は、2019年の台風19号以降、以前よりも水位が低めに出ています。
 40~50cmくらいプラスしてお考え下さい。

水質:ふつう
水温:17℃ ( 放水口対岸 11:06頃 )
気温(青梅):気象庁によると最高気温:33.7℃。

スタート地点駐車場:-
ゴ ー ル地点駐車場:釜の淵公園大柳駐車場(有料 600円[6h])
タクシー:-
電車:青梅⇒御嶽(178円)
バス:大柳⇒青梅駅前(178円)

昼食:おにぎりとコーヒー
服装:化繊の短パン 、化繊のTシャツ2枚

旅程。2023.07.03
  -:-- 出発
  -:-- 釜の淵公園大柳駐車場着
 09:16 大柳バス停発
 10:14 青梅駅発
 10:32 御嶽駅着
 10:49頃 スタート地点着
   11:16 ( 0:00 -  0.0Km) スタート(放水口)
   --:-- ( -:-- -  0.5Km) 御岳橋
   --:-- ( -:-- -  0.6Km) 御岳小橋
   --:-- ( -:-- -  1.4Km) 鵜の瀬橋
   --:-- ( -:-- -  1.9Km) 楓橋
   11:46 ( 0:30 -  3.1Km) 軍畑大橋
   11:50 ( 0:34 -  3.8km) 喜久松苑
   11:55 ( 0:39 -  4.5Km) 奥多摩橋
   11:59 ( 0:43 -  4.9km) テニスコート
   --:-- ( -:-- -  5.7Km) 好文橋
   昼食 ブリジストン奥多摩園の対岸( 48分くらい 12:08 - 12:56 )
   --:-- ( -:-- -  6.9Km) 神代橋
   13:10 ( 1:54 -  7.9Km) 和田橋
   --:-- ( -:-- - 10.2Km) 万年橋
   13:36 ( 2:20 - 11.0Km) 柳淵橋

※距離はキョリ測にて測定しました。時間は写真のタイムスタンプなどから適当に調整。
★2020年度より、距離を修正しました。


(2023.07.05 up)

修正履歴:
 2023.07.14 冒頭部分に調布橋水位の注意点を追加(いつのまにか記載しなくなっていたので)

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