2019・10th 槻川でタイムオーバー


   槻川 道の駅おがわまち ⇒ 嵐山渓谷バーベキュー場(約7.8km) 2019.09.14(Sat)
    曇り時々晴れ(鳩山 max 24.5℃) 水位:唐子橋 0.49



世界的に有名な国際カヌー犬だったラナの飼い主さんで、みずからも日本を代表するダッキイストのラナ父さんから久し振りにメールがありました。

『 明日土曜日、午後から嵐山渓谷くだろうかと思ってますが、もしよければご一緒にと思いまして 』

ラナ父さんからのお誘いは原則無条件アクセプトです。

最近は、みずから新河川や新区間の開拓が億劫で、すっかりラナ父さん頼みになっております。

嵐山渓谷とはいったいどんなクリークか、えぐいのかと、どきどきし始めていたら、

『今回はうちの子どもたち2名も一緒です。』

との第2報。

おおっ、ちびっこが一緒ならよもやアドレナリン系なところではあるまいと、すっかり安心して予習もせずにいいちこ呑んで当日を迎えます。


待ち合わせは、13:30に『 道の駅おがわまち 』

早くついたので、蕎麦を食べたり和紙のお店を覗いたりしておりました。


定刻に少し遅れてラナ家到着。


なんと、午前中は多摩川で青梅カヌー協会の練習に参加してきたとのこと。

いよいよ、ラナ父さんの英才教育が始まったようです。

ターゲットは当然のことながら、2028年のロサンゼルス!

佐々木兄弟、矢澤兄妹につづく五輪兄弟出場なるか!


早速、ちびっ子たちに、カヌー楽しいか聞いてみます。



川太郎:「ぜんぜん」(秒殺)
川次郎:「ぜんぜん」(秒殺)

どうやら、ラナ父は嫌がる子供に自分の夢を押し付ける教育パパ化しているのかも知れません。


さて、今回のコースは、「道の駅おがわまち」からスタートして、嵐山渓谷を通り、都幾川と合流して「くらかけ清流の郷」にゴールするという、11kmのロングコース。

ゴール地点に車を置いて、引き返すときに、「営業時間17時まで」という看板が目に入ります。

たしかその時点で既に14時半頃。

これは結構急いで漕がないと間に合わないかも知れません。

『君たち、泳いで遊んだりしたらだめだよ』とラナ父さんチビッ子を指導しています。


なんだかんだでスタートは15:17。

この時点で、残り時間は1時間43分。


( スタート地点より上流方向 )


( スタート地点より下流方向 )


( スタート地点、道の駅の駐車場の外れ。スタート適地。 )


スタート地点の川は、結構早く流れています。ずっとこんな感じなら大丈夫だろうと漕ぎ出します。

正直に言うと、この時点で、私はゴール地点を明確に認識しておらず、11kmというのも後になって『キョリ測』で調べてわかったことです。

まあ、数キロだろうくらいに漠然と思っておりました。

ラナ父( グモテックス サファリ )、チビッ子( Aire Tributary Spud )、わたしの順に4艇が単縦陣形で進みます。


( はじめは田舎の住宅地 )

後ろから観ていると、さすが血筋というか、ちびっこ達なかなか上手い。これはロス代表はかなり有望です。



( そして里山の川 )











スタートしてしばらくは、里山の川という感じの雰囲気の風景が続きます。

いい感じなのですが、ちょっと水質が悪い。BODが高い感じがします。

長瀞よりも悪くて、多摩川で言えば、羽村よりさらに下流のレベルです。

前方にチビッ子を見守る射撃好位置にいるため、チビッ子を艦砲射撃で攻撃したくてうずうずするんですが、BOD高そうだし、盛り上がって乱戦になると到着遅れるとラナ父に怒られそうなので断念します。

それで、いい感じで流れていたのは最初のうちだけで、じつは緩やかな流れであることに直ぐに気づきます。

ちょっと間に合うかなあと不安がよぎります。







( 巧みな操艇のちびっこ )

1時間ほど漕ぐと、里山から、渓谷に風景が変ります。

スマホを取り出して現在位置を確認しますが、ゴールはまだだいぶ先です。

なんとなく、これはちょっとやばいかも知れないなという雰囲気が漂います。

川太郎はさすが長男だけあって、時間を気にしています。一方の川次郎はわが道を行く雰囲気。




そろそろ17時の到着は無理だろうと、川次郎以外の誰もが気づきはじめた頃、ラナ父が艇の上から電話を掛けて、1時間待ってもらうことに成功しました。

とはいうものの、チビッ子たちに疲れも見え始め、このままのペースでは18時着も難しい。

すると、川太郎は俄然まじめに漕ぎ始めました。一方の川次郎はわが道を行く雰囲気。


しかし、このままでは、18時も危ういだろうという判断となり、誰かが鬼漕ぎして先行する事になりました。

ゴールに置いたのはわたしの車なので、私が行くのが自然なのですが、いやいや、無理です無理無理。

ここはエキスパートに任せましょう。

ラナ父さんに車の鍵を渡します。走れメロスならぬ漕げメロス。


ちびっ子たちと、ラナ父さんの背中を見送りつつ、残る3艇もそれなりに進んでいたのですが、もはや、事態の改善に自らの行動がなんら寄与しないと悟った川太郎。急にだれてきます。

コンディションを訊くと、川太郎は「つかれた」川次郎は「つかれてない」

地図で確認するとあと4キロくらいですが、「嵐山渓谷バーベキュー場」で上がることにしました。



上がると決まると、川太郎も体力を取り戻し、完全に遊びモードになって立ち乗りしています。

17:18ゴール。漕行距離7.8km




漕ぐ燃料と、遊びの燃料は違うのか、ゴールした後もちびっ子たちは川で遊んでおりました。


17:50頃だったでしょうか、ラナ父から到着したとの連絡。

堰堤通過の際に、サファリの船底を損傷して裂傷数センチの中破。

それを押しての気力のゴール。

さすが元海兵隊員です。(うそ)


18時を少し回ったところで颯爽とラナ父が現れ、フリチン男たちをいなしつつ、華麗に装備をまとめて、ファミレスへ。

ちびっ子たちは、飯食いながら寝てしまうのではと思っていたら、更に別電源でゲームモード。まさにS2機関。

晩御飯を食べて解散。

翌朝はベッドでだらだらしてたら、7時台にラナ父さんより写真の共有連絡。

どんだけタフなんだ!

ラナ父さんありがとうございました。







==data=====
■河川 : 槻川
■コース: 道の駅おがわまち ~ 嵐山渓谷バーベキュー場
■メンバー:ラナ父子
■用艇: NRSバンディットⅠ
■天気: 曇り時々晴れ
■釣師: 忘れましたがそんなに多くはなかったかと

■水位: 不明
  水分水質データベースによると唐子橋水位は、15:00が0.49。
■水質: 笹濁り。
■水温: 21℃(15:13の道の駅おがわまち)
■気温: 気象庁によると鳩山の最高気温:24.5℃。

■スタート地点駐車場:道の駅おがわまち(無料)
■ゴ ー ル地点駐車場:くらかけ清流の郷(500円)

■タクシー:-
■電車:-
■バス:-
■昼食:出艇前に蕎麦
■服装: 半袖半ズボンのネオプレーン + ドライTシャツ + バトリングジャケット。
■旅程。2019.09.14
   15:17 ( 0:00 -  0.0Km) 道の駅おがわまち
   17:18 ( 2:01 -  7.8km) 嵐山渓谷バーベキュー場


※距離はキョリ測にて。

※デジカメのタイムスタンプは約12分進んでいる(2019/09/12)。

(2019.09.16 up)

   

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