富士川 唄って22キロ

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2014・16th 富士川 鰍沢口 ⇒ 塩之沢(約22km) 2014.11.22(Sat)  
晴れ( 切石 max 16.9℃) 水位:清水端 -1.11



   

一応、5:30の目覚ましで起きはしました。塩之沢8:10の電車に乗るなら、15分以内に家を出る必要があります。しかし、起きれません。

「仕方ない。9:07のにするか。」

いや、その前に、そもそも「行くか?」っていうハードルがあります。水位低いし。

まあ、そんな感じですから、だらだらと時間が過ぎて行きます。うっかりしてたのは、時間が経つに連れて、塩之沢までの所要時間が延びるということです。6時にチェックした時は2時間余りだったのが、15分後に見ると2時間15分とかになってます。三連休の初日ですから、うかうかしてたら、下り渋滞にはまります。

しかし、なんだかんだで出発は、6時35分頃。

途中コンビニで朝飯、昼飯を調達するつもりでしたが、渋滞が気になるので、まずは相模湖あたりまで行って、渋滞を抜けておきたい。

案の定、圏央道は八王子ジャンクションの手前から渋滞です。渋滞は想定内ですが、思っていた以上に長い。

これは大変微妙な事になってきました。

9:07の次の電車は10:36。一時間半もあります。
そうなると、予定の22キロを漕ぐのは、日の短いこの時期、かなり微妙です。

途中からスマホのナビをスタート。予想所要時間を現在時刻に加えると、到着予定は9時前です。駐車スペースさがしたり、準備したり、駅まで歩く時間もあります。これはもう、かなりやばい。

甲府南ICで降りた後も到着予想時刻は変わりません。スタート地点の鰍沢口を過ぎて、塩之沢に向かいます。

後になって気付いたことですが、スタート地点で車を置いても良かった。

基本的には、ゴールに置いた方がなにかと安心ですが、スタート地点が手前にある場合、この選択肢もありでした。

途中、川霧が立ち込めていたりして、幻想的です。そういう中を漕ぎたいですが、相当な早起きが必要なので私には無理でしょう。

結果的にギリギリ間に合いました。スマホナビ優秀です。到着時刻、1分くらいしかずれませんでした。迷わずに駅の直ぐそばに停められたのが幸いでした。




塩之沢駅。いいのか悪いのか分かりませんがここに停めました。




さて、ここで新たな不安が生じます。ナビをつけていたので、スマホのバッテリーが残り60%台になっています。

下ってる間はGPSのログを取るし、そもそも地図もコンパスも持たないので、スマホの地図とGPSが頼りです。

にもかかわらず、「電車なう」とか、どうでもいいことを呟いていたので、さらに残量が低下。

30分余り電車に揺られて、鰍沢口に到着しました。( 9:41 )




駅前はこんな感じです。

まずはじめに、食料を調達しないといけません。とりあえず川の方に歩いてみます。床屋があって、美容室があって、また床屋があって。なのに、コンビニはおろか、酒屋も駄菓子屋もありません。そのうち町外れに出ました。これはいかんと、スマホで周囲を検索します。コンビニは川の向こう側、1km以上離れています。

一方、駅の反対側にパン屋らしきものが。こんなことなら駅に着いた時に調べてればよかったと悔やみつつ、引き返します。しかし、それらしき店は見当たらず、時間をロスしただけで終わりました。結局、朝食抜き、更に、昼食も確保できず、なんともストイックでハングリーな、ダウンリバーとなりました。

理想は川原でお湯を沸かしてコーヒーを飲みたいんですが、独りだし、長距離で時間見えないし、まあ、缶コーヒー飲みながら、おにぎりを食べるんでよしと、妥協していましたが、よもや朝、昼抜きとは。

水位も低いし、結構苦行かなと覚悟はしてましたが、さらに苦行要素が加わりました。



( スタート地点 富士橋 )





10:53 スタート。

この時点でスマホバッテリー残量51%。

電力なし、食料なし。なんかアポロ13のようになって来ました。

さて、富士川の水は、余りきれいではありません。長瀞以下です。多摩川だと羽村か、或いは日野より下流のレベルでしょうか。






時折、ちょっとした瀬があるものの、全般に単調です。幾つかのちょっとした瀬も、誤解を恐れず比較するなら、長瀞でいえば二股の瀬のレベルでしょうか。一ヶ所だけ、『屏風岩の瀬』が迫力ありそうですが、水位が低いので、大したことはありません。

ただ、今回は、迫力のある瀬は、もともと期待してないので、問題ありません。
バーベキューの人も居ず、釣人も見かけず、カヌーにも会わず、一度遡上する遊船とすれ違っただけで、後は人に会いません。









川を貸し切りで漕いで行きます。
1時間程漕いだ頃、甲斐岩間の少し前で富士山が見えました。
手前はたぶん、月見橋。




それにしても、昼飯が確保出来なかったので、休むタイミングがありません。

月見橋の先に、「よろずや」なる看板が目に留まりました。

上陸して食料調達しようかとも思いましたが、やってるんだかどうだか、水の上からは分かりません。なんとなく億劫になって、通り過ぎます。







ゆったりとした大河を漕いで行きます。

2時間余り漕いだあたりで左岸に艇を寄せて上陸します。

鰍沢口駅の自販機で買ったお茶をグビリ。せめてカロリーのある飲み物にしとけばよかった。結局5分も休まずスタート。

さらに30分ほど漕いだところで、この区画最大の瀬である「屏風岩の瀬」に到着。















「屏風岩の瀬」は、全部で3段になっています。水位が高いと、迫力がありそうです。










14:07 漕ぎ始めて3時間14分。
塩之沢の堰堤のバックウォーターです。

ここからは、スマホを出して、現在位置と、駅の位置を確認しつつ進みます。

それにしても便利な世の中になりました。長距離漕ぐのに地図もなし。
昔はマップケースに地形図入れて持って行ったのに。
地形図には、橋だけでなく、高圧線も出ていて(最近は出てないらしい)、現在位置の特定に、有効でした。

それが今では、上陸地点もスマホで地図と現在位置を見ながら探します。

それだけに、電池が切れると不味い。ゴールした時は残量22%。なんとか持ちました。






( これが目印です。 )




( 堰堤が見えてきました。 )




( 写真中央のテトラの右側に艇をつけます。 )




( ゴール地点から上流方向 )




( この斜面の向こうに駐車場っぽいのがあって、道路を渡ると塩之沢駅です。 )


ゴールは、14:23。

漕行距離22km。

過去最長の川下りはハングリーにストイックに終了しました。次は水位の高いときに行ってみたいと思います。

富士川の神様、ありがとうございました。


あ、そういえば、ゆったり漕いで、人生について考えるんだった・・・・・。
それは、また今度ってことで。


■参考サイト
この区間については、オートスクロールパノラマギャラリーに大変詳しいレポートがあります。

レポートのタイトルの意味については、youtubeを御覧ください。



==data=====

■河川 : 富士川
■コース: 鰍沢口 〜 塩之沢
■メンバー: ソロ
■用艇: NRSバンディットT
■天気: 晴れ
■釣師: たぶんゼロ。

■水位: 割と低め。
  水分水質データベースによると清水端水位は、11:00が-1.11。
■水質: あまりよくなし。
■水温: 10:49 富士橋上流の川原が、10℃余り
■気温: 気象庁によると切石の最高気温:16.9℃。12時:13.5℃

■スタート地点駐車場:塩之沢駅前のスペース。
■ゴ ー ル地点駐車場:-

■タクシー: 利用なし
■電車: 塩之沢→鰍沢口(\410)
■バス: 利用なし
■昼食: なし
■服装: フルドライ。
■旅程。2014.11.22
  6:36   出発
  9時前  ゴール地点 塩之沢 着。
  9:07   塩之沢発。
  9:41   鰍沢口着。
   10:53  ( 0:00 -   0.0Km) スタート。富士橋。
   14:23  ( 3:30 -  22.0km) ゴール。塩之沢。
  15:01   スタート地点発。
  17:26頃  帰宅。

※距離はマピオンのキョリ測で測りました。時間はデジカメのタイムスタンプより感覚で多少調整したものです。
 従って正確なものではありません。


(2014.12.14 up)

修正履歴:

   


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