鳩ノ巣渓谷デビュー
(鳩ノ巣小橋上流 ⇒ 川井・奥多摩大橋下流)
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2010・17th 多摩川 鳩ノ巣小橋の上流 ⇒ 川井・奥多摩大橋の下流(約5.2km) 2010.09.26(Sun) 
曇り(青梅max23.9℃) 水位:調布橋 -2.43




富士川を下った翌日、今度は多摩川・鳩ノ巣渓谷へ出掛けました。

御嶽の上流、白丸ダムの下から続くクリーク、鳩ノ巣渓谷。
わんことカヌー 2008のレポートを読んでから、一度下ってみたいと思っていた区間です。

まあ、何も富士川の翌日に行かなくてもというのもありますが、2週間前の下見と、クラス5ツアーの皆さんが書かれたレポートの鮮度が落ちないうちにいかないと、大雨でも来た日には、またどこにログが入るかわかりません。
それに、翌週天気いいかわかりませんし、思い立ったが吉日です。

先人達のサイトを見ると、経験者と下った方がいいとか、絶対に泳いではいけない区間があるとか、恐ろしいシーブがあるとか、警告情報満載です。
前回の下見では十分な情報が得られず、はじめからかなりドキドキしておりました。


今回、ゴールは川井キャンプ場の対岸にします。
ここより下は釣師がいっぱいという情報があったのと、今回はソロなので。ここだと川井駅にも近いので。

10時、川井キャンプ場の対岸にある無料駐車場に到着。




スロープが川まで通っていて、これならゴールした後も簡単です。





駐車場の先の広場のトイレ。





ここから川井駅まで数分歩きます。





鳩ノ巣駅につくとまず、雲仙橋へ向かいます。

問題のシーブの箇所は、橋からつぶさに観察する事ができます。




雲仙橋から下流方向。




雲仙橋から上流方向。

問題の区間です。





雲仙橋から上流方向。
問題の核心部。恐ろしいシーブが丸見えです。

@、Aが核心部への入口に立ちはだかる大岩です。
進入コースはAかBになります。

その後、正面のBがシーブです。
そこからは、CまたはDでしょう。Cはちょっと狭そうです。
( 結果的に私はDを通りました。 )





【左】核心部から、少し下流。 【右】さらに少し下流。
シーブをクリアすれば、まあ後はなんとかなりそうです。



雲仙橋から鳩ノ巣小橋へ行く途中には大きな岩があって、その上に水神様が奉られています。
ザックを背負ったまま石段をのぼり、帽子をとってお参りします。

無事に通してくださいと、¥100を賽銭箱に投じます。







鳩ノ巣小橋から下流方向に望む核心部。




鳩ノ巣小橋を渡って、上流に向かいます。

この日は、団体さんが大勢いらっしゃいました。
中でも絵を描いている人が多かったです。

出来ればダムの見える所まで行きたかったんですが、
艇を下ろし易いところがなくて、ほどほどのところでスタートです。

右岸の岩の上にはオジサンの団体さんがいて、「がんばってね」と、声を掛けられます。







右図の様なちょっとした瀬を二つくらい過ぎると、鳩ノ巣小橋です。



鳩ノ巣小橋をくぐると、いよいよ、核心部に到達です。
直前の右岸に艇をつけてじっくり観察します。

この写真が、上に載せた写真のBコースになります。



そしてこちらが、右岸ベタのAコース。

覗き込むところまでは接近できません。
右岸ベタの方がラクな感じですが、せっかく来た以上、中央突破を狙いたい。
しかし、雲仙橋から見ていた時は、ふつふつと、闘志が湧くのを感じていましたが、アドレナリはもうすっかりひいています。




緊張から体が固くなっているのが自分でもわかります。どうも成功イメージが描けません。

しかし、時間を費やしても解決出来る訳でもなく、見切りでスタートしました。
ゆっくりと隙間に近づきます。

舳先が隙間にさしかかった頃になって、流れは素直に隙間の先に向かってはいないことに気がつきました。
流れは右側の岩に当たっているのでした。
ほとんどニュートラルで接近した私は、右の岩に押し付けられ、視界が回転を始めました。
あ。と思った次の瞬間には水中にいました。

まずは、サイストラップに足が絡まっていないか確認します。幸い足はフリーでした。結構冷静ですが、すでに情けない気持ちが芽生えております。
その直後、つかまっていたフネがガクンととまりました。岩の隙間に引っかかったのです。
もし離したら、艇だけ残って自分だけ流されてしまう。離すまいとつかまっていたら、じきに艇が外れて動き出しました。




核心部内。【左】下流方向【右】上流方向。


さて、なんとか核心部に入ったわけですが、さてそこからどう行ったものか。
右岸ルートを通るにはメインカレントを渡らなければなりません。大した流れではないんですが、かなり気持ちが萎えているのと、目の前のシーブを見ると気が進みません。
それに右岸ルートは幅が狭くバンディットが通れるか微妙です。

一方、左岸ルートは、落ち込みの所が右カーブになっていて少し不安なのと落ち込みの手前、コースの真ん中に枝が引っかかっています。

どれくらい、留まっていたでしょうか。意を決して左コースを進みます。
無事に落ち込みを降りたと思った瞬間、またしても水中におりました。

でもまあ、これでなんとか最も危険な区間を通過した訳です。




シーブ区間通過。上流、シーブ。


雲仙橋をくぐる。

核心部を過ぎてからは、深山幽谷の渓谷がしばらく続きます。






核心部の先は、問題になる様な箇所は1ヶ所だけでした。
事前に上陸してスカウティングします。
結構、面倒な感じですが、まあ、さっきのに比べればどおってことはありません。





鳩ノ巣大橋。





寸庭橋。

渓谷は、途中から「喜久松苑」以降をコンパクトにした様な雰囲気になります。
多摩川の新たな一面の発見に、清清しい気持ちになります。


水質はそれ程よい訳ではありません。白丸ダムより上には遥かに敵いません。




いやあ、こういうところがあるんですねえ。




万世橋。







奥多摩大橋と川井キャンプ場。



それにしても、今回は、技量のなさを痛感させられましたが、とにかく、無事に下れたのが何よりでありました。
まったく、鳩ノ巣の水神様に感謝です。

鳩ノ巣渓谷は、やはりなるべくなら一人では行かない方がいいでしょう。
そして、人数に関わらす、初めてかどうかに関わらず、雲仙橋からの下見をすべきでしょう。
前回から状態が変わっているかも知れませんし、水量によっても危険度は大きく異なるでしょう。

確かに、鳩ノ巣小橋と雲仙橋の間は危険です。

ただ、白丸ダムからエントリーした場合、途中で上陸して雲仙橋まで往復10分歩いて偵察するというのは、相当精神的にしっかりしてないと出来ないでしょうから、鳩ノ巣からエントリーするか(電車なら白丸駅よりベター)、駐車場の関係で白丸ダムからの場合でも途中で車を止めて下見するのがいいでしょう。

なんとも情けなく、やや凹んだ川くだりでしたが、多摩川の新たな一面を見ることができて、大変有意義でありました。


さて、ゴールした後、川井堰堤の様子を見に行きました。

幸いにも釣り人がいて、「おっかなくて飛べない」という事態は避けられました。

まあ、精神面をクリアしても、技術的に難しいと言う感じでありました。飛ぶ直前のあたりが結構複雑です。

次行った時、釣師いなかったらどおしよう。


帰りは福の家でラーメン食べて帰路につきました。





==data=====

■河川:多摩川
■コース: 鳩ノ巣小橋の上流 〜 川井・奥多摩大橋の下流
■メンバー:ソロ
■用艇:NRS バンディットT
■天気:晴れのち曇り。
■釣師:1人

■水位:初めてなので不明。釣師を避けた時のみライニングダウンしました。
  水分水質データベースによると12:00の調布橋が-2.43。
  但し、2007年の台風9号以降、以前よりも水位が低めに出ている。30cmくらいプラスすると前の感覚だろうか。。。
■水質:ふつう。
■水温: 12:22の鳩ノ巣小橋の川原が、約17℃。
■気温:気象庁によると12:00の青梅の気温は22.8℃。最高気温:23.9℃。

■スタート地点駐車場:なし
■ゴ ー ル地点駐車場:川井キャンプ場対岸の駐車場。(無料)。※着替えはここ。

■タクシー:利用なし
■昼食:抜き。帰り道、福の家でラーメン\600
■服装:上:半袖のウエット+パドリングジャケット。下:長ズボンのウエット
    
■旅程。2010.09.26
  9時過ぎ 出発
 10時過ぎ 川井キャンプ場対岸の駐車場着(無料)。
 10:36  川井駅着。
 11:03  川井駅発。
 11:11  鳩ノ巣駅着。
 11:20  雲仙橋着。
 11:40  鳩ノ巣小橋着。
 11:50  スタート地点着。
     (カッコ内は経過時間)
  12:24 (0:00 - 0.0Km) スタート・
  12:29 (0:05 - 0.2Km) 鳩ノ巣小橋
             *** ここに問題のシーブ区間 ***
  12:54 (0:30 - 0.4Km) 雲仙橋
  13:05 (0:41 - 1.0Km) 鳩ノ巣大橋
  13:14 (0:50 - 1.9Km) 寸庭橋
  13:24 (1:00 - 3.2Km) 万世橋
  13:41 (1:17 - 5.0Km) 奥多摩大橋
  13:43 (1:19 - 5.2Km) ゴール
 14:25頃 川井キャンプ場対岸の駐車場発

※距離は、yubichizu で計測。誤差大いにあると思います。

(2010.10.06 up)



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