Special Report

調布橋水位の研究2020

- 2019年台風19号の影響 -   2020.02.25


2019年10月の台風19号は多摩川にも大きな爪痕を残しました。

台風以降、調布橋水位計の値が、40-50cm程度低く出ている印象があるため、久しぶりにデータを取って見てみました。

台風のあと、水位が低く出る現象は、2007年の台風9号の際にも発生しています。
『SpecialReport 調布橋水位の研究』にてレポートしましたが、本レポートでも言及しています。

ちなみに、今回は下記の方法でデータを収集しました。
水分水質データベース 調布橋 の『水位月表検索』によりデータ取得。(2020.02.25)
・検索結果をExcelにコピペ張り付け。(2005.01-2020.01の181ヶ月分)
・2006.01-2011.08については前回のレポート作成時に取得したデータがあったのですが、今回新たに取得しなおしました。
・データの補正が行われているのか、両者の間には多少差異がありました。
・取得したデータは縦年月日、横に時刻のため、マクロで縦に展開しました。
・空白、欠測、閉局については、直前の有効値を設定してグラフ化しました。
・直前直後の平均の方がいいのかと思いますが難しそうなので直前にしました。
・『任意期間水位検索』だと、10分単位で、縦に取れるのですが、検索条件の設定箇所が多く取得が大変なので、『水位月表検索』にしました。


- 図1 -



図1は、2005.01~2020.01までの水位です。ごちゃごちゃして分かりにくいですが、2019台風19号の際の水位が突出しているのがわかると思います。
2007台風9号も高い水位を示していますが、2019台風19号はそれを大きく上回っています。また、2019台風19以後、値が低くなっている事がわかります。


- 図2 -



図2は、2015.01~2020.01のみ抽出しました。
2019台風19号以降、値が下がっていることがはっきり分かります。
1月に着目すると、2015-2019に比べて、おおよそ、45cm - 50cm ほど値が低くなっています。


次に、2007台風9号についても復習しておきます。

- 図3 -



図3は、2005.01~2008.12のグラフです。ここでも、2007台風9号以後、値が下がっている事が分かります。( グレーの線が下がっている。 )


以下の2つのグラフは、2007年の台風9号で下がった値のその後の変化を示しています。

- 図4 -


- 図5 -



2007年の台風9号以降、以前の値を回復していないものの、12月のグラフを見ると、2016~2018の値が2007-2015より上に来ています。

このことから、2007年の台風9号で下がった値が、徐々に上がって来ていたものの、2019年の台風19号で一気に下がったという事が言えます。


正確には、降雨量や流量を調べて、判断すべきですので、引き続き調査したいと思います。


■ 2020.03.10 取得したデータをダウンロードできるようにしました。
  興味のある方はご利用ください。
  excelです。8,709KBあるのでご注意ください。

調布橋水位 ダウンロードデータ(excel)
2005.01~2020.01(『水位月表検索』より

※覚書:ファイル>情報>ブックの検査>ドキュメント検査 でプロパティの個人情報を消す!
(2020.02.25 up)
修正履歴:2020.03.10 データをダウンロードできるようにしました。